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営業先でお小遣いを渡されて拒否するも…→後日、“予想もしなかったクレーム”に困惑

  • 2023.7.17
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画像:mapo_japan/shutterstock.com

初夏の今、新卒社員の方は会社の雰囲気や業務内容を徐々に把握し、新生活に慣れてきた頃ではないでしょうか?

しかし本格的に業務に携わり始めると、思わぬトラブルに遭遇することも増えますよね。

会社員としては困る…おばあちゃんの厚意

Aさんは80代前半の女性の方で、リウマチを患ったことで介護保険の対象となった方でした。
私が入社1年目に担当となり、レンタルして頂いている介護用ベッドの定期点検に伺った時のことです。

 

すでにAさん宅には何度か訪問していて仲良くして頂いていました。
しかし、ある日突然、一万円札を差し出されたのです。

「これ、あんたいつもよく世話してくれるから、ホラ、お駄賃。」と。

気持ちはありがたいものの、お金を受けるわけにはいきません。
「いやいや受け取れません」と必死にお断りするのですが、
「こっちも出したもん引っ込められへんやん、受け取り!」の一点張り。

逃げるようにAさん宅を出たものの、すぐに本社に怒りの電話が。
「うちに来てる営業さん、おひねり受け取らんのや!どうなっとんねん!」

 

後日、モヤモヤを抑え、上司と二人でAさん宅に謝罪に。
しかしその場で「この間は、悪かったな。これ、お詫びに受け取ってや。」と、一万円が…。

感謝の気持ちは表してくださることは大変嬉しかったのですが、困ってしまったクレームでした。

コンプライアンス違反になることも

どうにか感謝の意を伝えたい…というのは素敵なことですよね。しかし、会社に属する社員は、コンプライアンスの観点から、プレゼントや金銭は受け取ることができない場合が多いかと思います。

また、公務員や政治家への贈り物は、賄賂として違法になってしまう場合もあります。

ありがた迷惑で相手を困らせてしまわないように、配慮が必要ですね。


編集:TRILLニュース編集部

提供:介護業界、福祉用具専門相談員(介護用品などの営業職)・30代男性

※この記事では媒体で募集し集めた体験談を掲載しています。