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元フードデリバリー配達員が遭遇した“衝撃的な客の対応”に「地獄のような気持ち」

  • 2023.7.8
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画像:koumaru/shutterstock.com

仕事をしていると「つらい…やめたいな」と思うこともあるのではないでしょうか。残業が続いている、上司に詰められた、プレッシャーが大きすぎる…など理由はさまざまだと思います。

近年注目されはじめた職業である「フードデリバリー配達員」。新しい職業上、想像もできないような出来事に遭遇するようです。皆さんは、彼らが辞めたいと感じた瞬間を本文を読む前に想像してみてください。

ハロウィンに出会った衝撃的なお客様とは!?

4年間フードデリバリーサービスの配達員をされていた男性が、辞めたいと思ったエピソードを教えてくれました。

それは10月31日ハロウィンの日のことでした。

私にとってはオバケよりもあの大混雑の方がよっぽど恐ろしいので、比較的危険度の高くないエリアを選んで配達していたつもりでした。しかし今振り返ると考えが甘かったです。

大量のフライドチキンの配達先は高級マンションの一室でした。エントランスのインターホンを鳴らしました。「今開けまーす」という声の後ろからは、爆音のEDMと大勢の人々の話し声がガヤガヤと響いています。完全にハロウィンパーティー…。ただ品物を渡すだけなのに、なぜだか少し動悸がしてきました。

長い廊下を歩きながら呼吸を整え、いよいよ部屋の前の呼び鈴を鳴らしました。ドアの向こうからあらわれた光景に私は驚いてしまいました。なんと配達員のコスプレをした男性が出てきたのです。街中でよく見かける四角いバッグにデリバリー会社のロゴ入りキャップ、ほぼ私と同じ格好です。

私が「お待たせしましたー」と言って商品を渡そうとすると、その男性は私の口調を真似て「お待たせされてましたー」と言いました。彼の後ろからは仲間達の大きな笑い声が聞こえてきました。

皆さんはコスプレをされる側の気持ちを想像したことがありますでしょうか?地獄のような気持ちになりますよ…。

配達の現場以外でも...。

ハロウィンの日に配達をしたところ、配達員のコスプレをしたお客様が現れ、配達員の口調を真似しながら商品を受け取られ、つらかった配達員のエピソード。

配達員は、真剣にお客様のことを考えて商品を配達したのにも関わらず、馬鹿にされたということで悔しかったと話されています。

毎年、ハロウィンの時期になると、配達の現場だけではなく、街中でもトラブルが多く発生しています。
過去には、渋谷にて軽自動車を横転させ、逮捕者も出ました。イベントを楽しむことは大切ですが、節度を守り周りの人々に迷惑をかけないようにしたいものですよね。


編集:TRILLニュース編集部

提供:元フードデリバリー配達員・20代男性

※この記事では媒体で募集し集めた体験談を掲載しています。