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いよいよ最終回!『ラストマン』福山雅治×大泉洋の最強バディが“黒幕”に宣戦布告!果たして2人が辿り着く真実とは?(9話レビュー)

  • 2023.6.25
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写真提供:TBS

日曜劇場が熱い。かねてより親交のある福山雅治と大泉洋が、それぞれ全盲のFBI捜査官×お目付け役の警部としてタッグを組んだドラマ「ラストマンー全盲の捜査官ー」。ついに最終局面を迎えている。

福山演じる皆実の両親を殺害した疑惑をかけられているのが、大泉演じる護道の実父であることが判明。6月18日に放送された9話では、黒幕の存在に肉薄する展開となった。

護道の実父・鎌田は冤罪か?

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写真提供:TBS

護道(大泉洋)の実父は、もともとは街で飲食店を営む、ごく一般的な人の良い男だった。しかしある日、皆実家の自宅に押し入って夫妻を殺害したあと、家に火を放ってしまう

この際の衝撃で視力を失ってしまった息子が皆実広見(福山雅治)。後にFBI捜査官となり、護道をバディの相手に任命することになる。

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写真提供:TBS

これもすべて、皆実の策略だったことが明らかに。彼は、自分の両親が殺されてしまった事件の真相を突き止めるために、わざわざ日本へやってきたのだ

紆余曲折あり、絶たれかけた皆実と護道の絆はふたたび結ばれた。加害者の息子、被害者の息子が手を組めるだろうかと案じてしまうが、ふたりの間で真実を知りたい気持ちが通じ合ったようである。

それもそのはず。捜査を進めていく過程で、どうやら護道の実父・鎌田に冤罪の可能性が浮上したからだ。

尊敬する刑事・ヤマケンさんの“裏の顔”

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写真提供:TBS

最終章となる9話。41年前、皆実家で起こった放火殺人事件を真っ先に発見したのは、見回りをしていた刑事・山藤(金田明夫)だった。

通称ヤマケンさんは、護道の師匠でもある存在。もっとも尊敬し、慕っている刑事だった。彼に直接話を聞けば、当時の真相を知るきっかけがつかめるはず。そう思った皆実たちは、居酒屋でヤマケンさんと会っている。

「41年前の事件について、調書のとおりだったのか」そう重ねて問いかける皆実と護道に対し、ヤマケンさんは言葉を濁しつつも「調書のとおりだ」と証言。

しかし、事態は怪しい方向へ動いていく。9話の終盤、ナイフを持った不審人物が警察側に接触してきた。護道が後を追いかけ、正体を探ると……その人物が、あのヤマケンさんだったのだ

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写真提供:TBS

41年前の事件は、調書のとおりではない。警察の上層部や権力を誇示する政治家、あらゆる人間の思惑が絡み合い、真実がねじ曲げられている。

“黒幕”と思しき人物・弓塚敏也(石橋蓮司)を突き止め、直接に宣戦布告をする皆実と護道だったが……。果たして、強く高い壁を越え、真実に行き着くことは叶うのだろうか。



ライター:北村有(Kitamura Yuu)
主にドラマや映画のレビュー、役者や監督インタビュー、書評コラムなどを担当するライター。可処分時間はドラマや映画鑑賞、読書に割いている。Twitter:@yuu_uu_