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『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』桐谷健太&磯村勇斗の軽快なバディ、最終回の“ゲスト”にも注目集まる

  • 2023.6.21
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ゴリゴリ関西弁の刑事・仲井戸豪太(桐谷健太)と、時折とびだす英語がチャーミングな警部補・目黒元気(磯村勇斗)の軽快なやりとりが魅力であるドラマ「ケイジとケンジ、時々ハンジ。」。

6月8日(木)に最終回を迎えた本作の魅力を、あらためて解説したい。

キャストの魅力+一話完結の気軽さ

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ドラマ『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』の魅力は、なんといっても実力派が揃ったキャスティング、そして一話完結で見られる気軽さにある。

W主演ともいえる桐谷健太と磯村勇斗はもちろんのこと、吉瀬美智子、中村アン、伊藤淳史、比嘉愛未、岡崎紗絵、長井短など、現代のエンタメシーンを土台から支える役者陣が揃った。

その安心して見られる布陣は、確実に作品の基盤に繋がっている。初回が放送されてからというもの、SNS上でもクチコミで好評が広まった。

くわえて、一話完結で見られる気軽さも挙げられる。コメディ寄りの一話完結ものは、一歩間違えるとクオリティに影響してしまう側面も否めない。

しかし、一話一話ていねいにつくられていることは、毎回巻き起こる事件の顛末はもちろん、要所で的確に差し挟まれる人間模様からも伝わってくる。

桐谷健太&佐野玲於はドラマ「INFORMA」でも共演

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最終回にゲスト出演した佐野玲於(GENERATIONS)にも注目が集まった。

彼は、2023年1月に放送されていたドラマ『INFORMA』(関西テレビ系列)でも桐谷健太と共演している。こちらもバディもので、磯村勇斗の立ち位置を佐野玲於が務めていたともいえる。

『INFORMA』では、アンダーグラウンドな領域にも怯まず手を入れまくる“情報屋”木原慶次郎を桐谷健太が、彼に付き従う週刊誌記者・三島寛治を佐野玲於が演じた。

まさに相棒同士のふたりが、『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』最終回では敵対している。キャストは同じなのに様相がまるで違って見えるのは、彼らの表現力がなせる技なのだろう。

本ドラマは惜しくも最終回を迎えたが、TELASAなど各配信サービスで全話を追える。

仕事に趣味にと忙しいさなかに、一話完結で見やすく、かつ桐谷健太&磯村勇斗のクスッと笑える軽快なやりとりが、一抹の癒しをくれるはず。

 

※記事内のイラストはイメージです。



ライター:北村有(Kitamura Yuu)
主にドラマや映画のレビュー、役者や監督インタビュー、書評コラムなどを担当するライター。可処分時間はドラマや映画鑑賞、読書に割いている。Twitter:@yuu_uu_

イラスト: vaguely(Instagram / HP