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元配達員が外国人の接客中に感じた「日本の誇るべき文化」

  • 2023.7.2
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画像:Chay_Tee/shutterstock.com

皆さんは、フードデリバリーサービスを使った経験はありますか?最近は、外国人観光客や留学生も増えはじめ、外国人のお客様への配達の仕事も増えてきたようです。

今回は、元フードデリバリー配達員が体験した外国人のお客様とのエピソードをご紹介します。


フードデリバリーサービスのお客様には、観光客や留学生などの外国人の方も多くいらっしゃいました。そのなかで特に印象深かったのは、彼らの「おじぎ文化に対するリスペクト」でした。

配達の仕事を始めたばかりの頃は、外国人のお客様への接客は不安でした。なぜなら私は学生時代から英語が壊滅的に苦手だったからです。

ある日、私は大きな大学のキャンパスがある駅の周辺で配達をしていました。配達アプリでお客様の情報欄を確認すると、そこには英語の文章が書かれていました。少し緊張しながら配達先の住所に向かうと、外国人のお客様が玄関の外で待ってくれていました。「お待たせしました」と軽く会釈しながら商品を渡すと、その方は何度も深くおじぎをしながら「暑い中ありがとうございます」とお礼を言ってくれました。

その後も、幾度となく外国人の方に商品をお届けしましたが、このように何度も深くおじぎをされる方は多かったです。その際は私も「彼らを失望させてはならぬ」といつもより深めのおじぎをしてしまいました(笑)

確かに、日本に観光や留学のために来ている方が多いので、そもそも日本の文化や習慣に対する理解が深いということなのかもしれません。しかし、おじぎという相手への敬意を表す日本の習慣が、異文化間をつなぐコミュニケーションにおいて非常に効果的であることは間違いないと思います。


フードデリバリーサービスで外国人のお客様に多く接し、日本のおじぎ文化へのリスペクトに感銘を受けたというお話。

お辞儀をするという日本の習慣は、日本人が大切にしている「感謝」の気持ちを体現するものです。誰であっても感謝を伝えるときに、お辞儀をする習慣を大事にしていきたいものです。


編集:TRILLニュース編集部

提供:元フードデリバリー配達員・20代男性

※この記事では媒体で募集し集めた体験談を掲載しています。