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元フードデリバリー配達員が受け取った“衝撃的すぎる要望”に「これはゲームですか?」

  • 2023.6.13
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画像:PhotoAC

 

今や多くの方が知っているであろうフードデリバリーサービス。利用頻度は「たまに…」という方もいらっしゃれば、「ほぼ毎日!」なんて方もなかにはいらっしゃると思います。

フードデリバリーサービスでは、受け取り時の指定を配達員に伝えることができる機能がある場合もあります。そんな中で多くの皆様に食事をお届けする配達員は、時々変わった要望を受けることがあるんです。

今回は、これまで4,500件以上の配達してきた元フードデリバリー配達員が今まで最も「衝撃だった依頼内容」をご紹介します。


フードデリバリーの配達をしていたある日、私はお客様から一件のメッセージを受け取りました。

「犬を起こさないように静かに置いてください。犬が吠えたら”アウト”です。」

「そういうゲームですか?」と思いながらも、私は真剣にミッションを遂行することに。配達先は玄関までのアプローチのある立派な一軒家でした。 足音を抑え、なるべく音を立てないように忍者のように石畳を歩きました。そしてプレッシャーに押し潰されそうになりながらも、なんとか玄関先に配達品を置きました。

しかしその時、私のズボンに付けていたキーチェーンが思わず鳴ってしまったのです。

その瞬間、窓の方から「キャンキャン!」と小型犬の鳴き声が爆音で響き渡りました。ミッション失敗。ガッカリしながらも、お客様に謝罪のメッセージを送りました。

後日、配達アプリをチェックすると、そのお客様からの通知が…!

少し緊張しながら開くと意外なメッセージが待っていました。お客様は低評価ではなく、逆に高評価をつけてくださっていたのです。さらにはチップもつけてありました。


これは想像に過ぎませんが、そのお客様は、困惑する私の反応を見て楽しんでいたのかもしれません。低評価を免れた安堵感と同時に、なんだか少し情けない気持ちになりました。


「犬が吠えたら”アウト”です。」なんて言われたら、とっても恐ろしいですよね。困惑する配達員の反応を楽しんでいるのだとしたら、少し困ったお客様だったかもしれません。

 


編集:TRILLニュース編集部

提供:元フードデリバリー配達員・20代男性(約2年間 4,500件以上の配達実績あり)

※この記事では媒体で募集し集めた体験談を掲載しています。