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「え、闇バイトだった…」実は犯罪だったNG求人の見分け方と対策、警察に聞いてみた

  • 2023.7.20

最近、ニュースでもよく目にする「闇バイト」。「簡単な仕事」「高収入」などの甘い言葉に心引かれて実際に応募してみたら、怪しい作業をやらされる羽目に…というケースも。最悪の場合、犯罪に巻き込まれるリスクもあります。

そこで今回は、闇バイトについて警視庁に取材。闇バイトの実態やトラブルに巻き込まれないための対策について詳しく教えていただきました。

闇バイトの実態

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--そもそも闇バイトとは何を指すのでしょうか?

闇バイトとは、短時間で高収入が得られると煽り、SNSやインターネット掲示板などで募集を行っているアルバイトのことを指します。現在は、若い世代が特殊詐欺や強盗などの実行役として犯罪に加担するケースが問題視されています。

--闇バイトに加担してしまう若者について、どのような特徴がありますか?

闇バイトで募集されている犯罪の実行犯である、特殊詐欺の受け子・出し子に対して取り調べを行ったところ、「金に困って」「金儲け」が全体の76.5%を占めていることが分かりました。また、闇バイトの募集へアクセスしたことがある人は、46.8%がTwitterを使用していることも明らかになりました。(※)

--SNSから闇バイトへ加担してしまうケースが多いのですね。犯罪に手を染めないためには、どうすればよいでしょうか?

TwitterなどのSNSで掲載されている「簡単な仕事」「高額報酬」など仕事内容がよく分からないものや、誰にでもできる簡単な仕事で高額報酬を謳っているものは、闇バイトの可能性が高いです。ダイレクトメール(DM)で連絡しないようにしましょう。

連絡方法として「テレグラム」や「シグナル」などの秘匿性の高いアプリをインストールするように指示された、身分確認のためなどの理由で身分証の写真を求められた、銀行口座や家族口座を聞かれたといった場合は、すぐに警察に通報してください。

万が一闇バイトに応募してしまった、または、そのような友人を知っている場合も、警察に相談してください。

 

※令和4年1月から令和5年1月までの調査結果

こんな勧誘をされたら注意!闇バイトの勧誘文言

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--SNSで「闇バイト」「日払い」「高収入」といった言葉で、闇バイトが募集されているのを見かけます。他にも注意するべき文言はありますか?

SNSでの闇バイトの勧誘文言として、「1日5から15は稼げます。」「未成年だけでお金は貸せないけど、1週間で50万円稼げるバイトがあります。」「グレーなアルバイト募集、稼げる仕事、高額なバイト、即時払い。」などが挙げられます。

少しでも怪しいと感じたら、絶対に関わらないようにしてください。

闇バイトから子どもを守るために

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--闇バイトのターゲットになりやすい若者を子どもに持つ親世代に対して、子どもを守るためにやってほしいことがあれば教えてください。

子どもを持つ親世代は、「みんながやっている。」「一度だけなら。」などの安易な気持ちで応募して犯罪行為に手を出してしまわないように、闇バイトは犯罪であるという現実を子どもにしっかりと伝えることが大切です

「簡単」「誰でもできる」「荷物を運ぶだけ」といった仕事で高額報酬はあり得ないことを伝え、メッセージが消える秘匿性の高いアプリは使用させないこと、もし闇バイトに応募してしまった場合は警察に相談、通報することを徹底してください。

そして、子どもが少しでも不安を感じたときに相談しやすいよう、日頃から家族間でコミュニケーションを取り、話し合いやすい関係を築いておくことも重要です。

身近に潜む闇バイトに注意して!

「簡単な仕事内容」「誰でもできる」「高額報酬」などの都合のいいバイトはありません。応募したときは気軽な気持ちだったとしても、知らぬ間に犯罪に手を染めてしまうリスクがあります。

親世代は若者世代を守るためにも、闇バイトが犯罪であることをしっかり伝えていく必要があります。今回のお話をきっかけに、改めて闇バイトに巻き込まれない意識を高めていきましょう。

 

取材協力:警視庁



編集:吉田穂菜美(TRILLニュース)イラスト:vaguely(Instagram / HP

※記事内のイラストはイメージです。