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「こんな家は“空き巣”に狙われやすい」警視庁に聞いた、被害を防ぐポイントとは?

  • 2023.7.19

戸締りをしていても、被害に遭う可能性のある「空き巣」。もしかすると、ご自宅の空き巣対策は万全ではないかもしれません。短時間の無締まりや旅行中の不在を狙われて、窃盗犯に侵入されてしまうかも。

そこで今回は、空き巣の実態について警視庁に取材!狙われやすい家の特徴や、空き巣被害を防ぐポイントについて教えていただきました。

狙われやすい家の特徴とは?

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--窃盗犯に狙われやすい家の特徴として留守が多い、見通しが悪い、といったことが挙げられると思います。他にはどのような特徴がありますか?

玄関ドアはもちろんですが、やはり施錠を忘れやすいのが窓。家の出入り口が恒常的に無施錠になっている家は狙われやすいです。合鍵を玄関の周辺(鉢植えや郵便受けなど)に置いているご家庭も同様です。

他にも、ポストに新聞が溜まっている家は長期不在を悟られたり、近所付き合いがないと周囲の住民が異変に気づきにくかったりといったリスクが考えられます。

家の敷地内に足場になるような物が置いてあるなど、侵入されやすい環境になっていることも、窃盗犯に狙われる原因の1つです。

最近の空き巣被害

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--最近の空き巣被害の傾向として、特に気を付けるべき環境や時間帯はありますか?

地域や環境に関しては、防犯設備の整備・強化が重要です。例えば、私有地と公有地の境界の明確化、落書きの即時消去や放置されたごみの即時撤去など、地域の治安が維持されていることが空き巣被害の防止に繋がります。

また、近隣の方とあいさつをするなど住民の輪を作っておくことで、被害を抑えやすくなるでしょう。

時間帯については、18時~24時頃は特に気を付けていただきたいです。暗くなると人目につかず侵入が気づかれにくくなります。

賃貸でもできる対策は?

--一軒家の被害が多い結果が出ているものの、賃貸住宅で暮らす人も多いですよね。賃貸住宅でできる空き巣対策を教えてください。

基本は一軒家も賃貸住宅も同じで、戸締りを徹底すること、鍵は玄関周辺に置かず常に持ち歩くことが大切です

また、普段からご近所同士であいさつや声かけを行い、交流を深めて“地域の目”を作っておきましょう。

日々の空き巣対策で、狙われにくい家に

一軒家も賃貸住宅の場合も、日頃からこまめに戸締りをしたり、すぐに異変に気づけるように近所の方とあいさつをしたりといった行動が、空き巣被害の防止に繋がることが分かりました。

今回のお話を参考にして、自宅を窃盗犯に狙われにくい環境に整えていきましょう。

 

取材協力:警視庁



編集:吉田穂菜美(TRILLニュース)イラスト:vaguely(Instagram / HP

※記事内のイラストはイメージです。