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「エンジンオイルランプが点滅!故障してる?」やってはいけないNG行動と対処法、プロに聞いた

  • 2023.7.5

車の基本的なメンテナンスの1つである、エンジンオイル交換。車種やエンジンの特性などによって、最適なオイルを使用し、定期的に交換することが大切です。

今回は、オートバックスセブンの堀さんに、エンジンオイル交換にまつわる疑問をズバリ質問!エンジンオイルが減ってしまう原因や、その場合の対処法など、ハンドルを握る方なら知っておくべき基礎知識をご紹介します。

知ってた?エンジンオイルの基本

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--はじめに、エンジンオイルの役割から教えてください!

堀さん:エンジンオイルの主な役割は、エンジンの潤滑・密封・洗浄・分散・冷却・防錆(ぼうさび)。簡単に言うと、エンジンを守る役割を担っています。

--エンジンオイルが減るのは、なぜなのでしょうか?

堀さん:エンジン内部の摩耗による「オイル上がり」や「オイル下がり」、オイルシールやガスケットの劣化によるオイル漏れなどが考えられます。また、高回転や高速走行も、エンジンオイルの減少に繋がるでしょう。

--エンジンオイルの注ぎ足しは、個人で行っても大丈夫ですか?

堀さん:規定量に足りていない場合などに注ぎ足しするなら、個人で行っても問題ありません。ただ、本来は古いエンジンオイルを抜いてから、新しいエンジンオイルを入れるのがおすすめです。

--エンジンオイルを注ぎ足しする際の手順を教えてください。

堀さん:まず、レベルゲージで現在のエンジンオイル量を確認してから、オイルフィラーキャップを開けてエンジンオイルを注ぎます。

次に、再度レベルゲージを見て、規定量まで入っているかを確認しましょう。最後に、オイルフィラーキャップを閉めて終了です。

--注ぎ足しの際の注意点はありますか?

堀さん:きちんと車に適合したエンジンオイルを入れること、規定量より多くエンジンオイルを入れないこと、エンジン内にオイルがこぼれないように注ぎ足しをすることが重要です!

エンジンオイルランプが点灯…そんなときどうする?

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--エンジンオイルランプが点灯している場合、何が原因なのでしょうか?

堀さん:エンジン内のオイルポンプの故障や、エンジンオイルの量が減少しているトラブルが考えられます。

--トラブルが起きているサインなのですね!エンジンオイルランプが点灯したら、どのように対処すればよいのでしょうか?

堀さん:レベルゲージでエンジンオイルの量を確認し、規定量が入っていない場合は、注ぎ足しをするとランプが消えることがあります。

それでも消えない場合は、最寄りのカー用品店や整備工場で点検を受けてください。

--エンジンオイルランプが点灯したときに、やってはいけないことを教えてください。

堀さん:やってはいけないことは、“そのまま放置して走り続けること”です。エンジンオイルランプが点灯した原因を見つけて、必ず対処してから走行するようにしましょう!

定期的な交換とメンテナンスが大切

万が一エンジンオイルにトラブルが起きたときは、そのまま走行しないことが重要だと分かりました。個人でトラブルが解消しない場合は、必ずカー用品店や整備工場で点検してもらいましょう。

堀さんのお話を参考にして、エンジンオイルのトラブルに備えてくださいね!

今回取材したのは…

取材した方:堀 貴雅さん
オートバックスセブン メンテナンス商品部 メンテナンス商品課



編集:吉田穂菜美(TRILLニュース)イラスト: vaguely(Instagram / HP