これは、私がアパレル店員として働いていた時のお話です。
よくお客様でたくさんの服を見る方がいます。それは全然構わないのですが、中には崩してしまった服を丁寧に畳んでくれる方がいます。
また、ハンガーにかけ直してくれたりもする方もいて、これは優しさだなぁと思っています。
しかしながら、実は店員から見るととありがた迷惑になってしまうケースもあるんです。その理由としては、店舗によって畳み方やハンガーの掛け方にルールがあるからです。
実は「どうやったら綺麗に見えるのか」「ブランドイメージに合うのか」ということを計算して、畳み方やハンガーの掛け方を工夫しているんです。そのため、せっかく整理してくれていても、たたみ直さなければならないことがあります。
実は仕事が逆に増えてしまうことにつながりますので、実は広げた服はたたみ直さずにそのままでいい場合があります。また、すぐに広げた服を直すスタッフに対して不安になるお客様もいらっしゃいますが、この場合も気にしなくていい場合がほとんどです。
お客様が丁寧に服を畳んだりハンガーをかけ直したりするのは、一見優しい行為に見えまが、店員にとってはルールに従って整える必要があり、逆に面倒になるためありがた迷惑かもしれません。
服を乱してしまったら、そのままにしておくほうがいいのかもしれませんね。
編集:TRILLニュース編集部
提供:元アパレル店勤務・20代男性
※この記事では媒体で募集し集めた体験談を掲載しています。