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エアコンの電気代を最小限にするために、重要な2つのアイテムって?《プロに聞いてみた》

  • 2023.7.10

エアコンを使用するとき、どうしても気になるのが電気代。電気代が高くなっている今、できる限り節電したいですよね。エアコンの設定温度を上げたり、風量を自動に設定したりする方法は実践しているけれど、エアコン以外でできる節電対策は、意識していない方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、気になる節電方法についてエアコンの専門家に取材!

ダイキンのショールーム「フーハ東京」に足を運び、広報担当の由井明日香さんに、“エアコン設定以外でできる節電方法”についてうかがいました。

節電のカギは、カーテンと室外機

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フーハ東京 内(TRILLニュース撮影)

--エアコンの設定温度を上げること以外で、おすすめの節電対策はありますか?

由井さん:“窓から熱を入れないこと”も節電ポイントの1つになります。

日中はカーテンやブラインドで日差しを遮り、熱の侵入を防ぎましょう。カーテンの色は、白がおすすめです。黒や暗い色は熱を集めてしまうので、避けたほうがいいですよ。

窓の外側には、すだれやグリーンカーテンを活用してみてください。日陰を作ってくれるのはもちろん、風の通りもよいので、日差しの熱が室内まで届きづらくなります。

--カーテンやすだれで熱の侵入を防ぐのが大切なんですね!他にも気をつけるべきポイントがあれば教えてください。

由井さん:意外と見落としがちなのが、室外機周りです。室外機の吸込口と吹出口がふさがれていると、室外機から排出される熱が外に逃げづらくなります。室内が冷えるのに時間がかかってしまい、電気を余分に使ってしまう可能性があります。

また、室外機に直射日光が当たっていると運転効率が低下する場合もあるので、室外機の手前に“よしず”(※)を立てて、日陰を作ってみてくださいね。


スゴロ、ヨシなどとよばれる植物の茎を編んでつくった簀(す)。かやず、たけずより上等品とする所が多い。細めながらじょうぶで軽いので、巻いて持ち運ぶのに好便とされてきた。「よしず囲い」の語があるように、家屋の周りに立てかけ、日常生活における目隠し、日除(ひよ)け・風除け用としただけでなく、出入りする人の多いハレの日には、玄関先に立てかけて、ほこり除け・雨除け用とした。雪国では吹雪(ふぶき)除けともなっている。

出典:日本大百科全書(ニッポニカ)

空気の巡りをよくすると、さらなる節電に

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フーハ東京 内(TRILLニュース撮影)

--ちょっとした工夫が節電に繋がるんですね!電気代を抑えながら部屋を涼しく快適な状態にするコツはありますか?

由井さん:室内の空気を撹拌して温度ムラを抑制するのも、節電効果を高める方法の1つです。空気の性質上、暖かい空気は上に、冷たい空気は下に流れていきます。

天井に暖かい空気が溜まった状態でエアコンを使っていると、エアコンは「まだ室内が十分に冷えていない」と判断して、必要以上に部屋を冷やそうとするので、余分な電気代がかかってしまいます。こうした無駄を防ぐためにも、空気を撹拌することが大切なんです。

具体的な対策として、扇風機やサーキュレーター、空気清浄機など、風を上方に送れる機器を一緒に使うことがおすすめですよ。空気がかき混ぜられ、温度ムラが抑えられるので、節電に繋がります。

エアコン以外も見直して節電効果アップ!

エアコンの設定温度の調整だけでなく、カーテンや室外機周りの工夫で毎日の電気代が抑えられることがわかりました。

これからやってくる猛暑に向けて、節電対策のために、ぜひご自宅の窓周りや室外機を見直してみてください。

今回取材したのは…

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フーハ東京 内(TRILLニュース撮影)

取材した方:由井 明日香さん
ダイキン工業株式会社 コーポレートコミュニケーション室 広報G



編集:吉田穂菜美(TRILLニュース)
撮影:雪か企画・ヒゲ企画