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「もしかしてエアコンの設定温度下げてない?」電気代が上がるNG行動、ダイキンに聞いてみた!

  • 2023.6.20

涼しく快適な温度に調整してくれるエアコン。これから迎える暑い夏に向けて欠かせない存在ですが、電気代が高くなっている今、少しでも節電して使いたいですよね。

そこで今回は、エアコンの専門家に取材!ダイキンのショールーム「フーハ東京」に足を運び、広報担当の由井明日香さんに、節電効果を高めるエアコン使用のコツについてうかがいました。

電気代を抑えるコツ

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フーハ東京 内(TRILLニュース撮影)

--これから本格的な夏がやってきますが、エアコンの電気代が心配です。ズバリ、電気代を下げるコツを教えてください。

由井さん:暑いと感じたときは、設定温度を下げることではなく、まずは風量を強くすることをおすすめします。エアコンは部屋の温度を下げるときに、多くの電力を使います。反対に、風量を強くしてもそこまで電気代がかからず、効率的に部屋を涼しくできます。

一般的に、設定温度を1度上げると、およそ10%電気代が下がると言われています。暑いときは設定温度を下げたくなりますが、まずは風量を上げて調節してみてください。

節電するならフィルター掃除

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フーハ東京 内(TRILLニュース撮影)

--暑いときは、まず風量を上げてみるのがいいんですね!他にも節電に繋がる大事なポイントはありますか?

由井さん:定期的にフィルター掃除をすることが大切です。フィルターにほこりが詰まっていると、エアコンが吸い込む空気の量が少なくなり、冷たい空気をスムーズに出せず、部屋を涼しくするのに時間がかかります。その分、電気代もかかってしまいます。

実際に、ほこりが詰まったフィルターときれいなフィルターでどれくらい電気代に差が出るのかを検証しました。その結果、3年間掃除をしていないフィルターを使い続けると、1ヶ月で約48.9%のムダな電力が発生し、電気代に換算するとおよそ800円になることが分かりました。

電気代を抑えるために、できれば2週間に1回の頻度でフィルター掃除をしていただくのがおすすめです。

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フーハ東京 内(TRILLニュース撮影)

--フィルター掃除をしないだけで、800円も差が出てしまうとは驚きです!積み重なると大きな額になりますね…。フィルター掃除をするときのポイントはありますか?

由井さん:フィルター掃除では、掃除機を使用してほこりを吸い取りましょう。キッチンの近くにエアコンが設置されていて、フィルターに油汚れが付着しているときは、中性洗剤を溶かしたぬるま湯に入れ、柔らかいスポンジで汚れを落としましょう。

フィルターは繊細で破れやすいので、歯ブラシなどで強くこすらないようにしてくださいね。

また、市販のエアコン洗浄スプレーの取り扱いには、注意が必要です。専門機関は、エアコン内部にスプレーを吹きかけた場合、まれに引火する危険性があると呼びかけています。(独立行政法人 製品評価技術基盤機構より)

ご自宅でできるお手入れは、基本的にはフィルター掃除までです。熱交換器など奥にある部品の掃除は、専門業者に依頼しましょう。内部の汚れが目立つようになったら、専門業者に掃除してもらうと快適に使い続けられます。

エアコンを効果的に活用して、節電対策を!

エアコンの使い方やお手入れ次第で、毎日の電気代に大きな差が出ることが分かりました。電気代が高くなっている今、エアコンを賢く使うことが大切です。

節電対策のポイントを抑えて、暑い夏を快適に過ごしましょう!

今回取材したのは…

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フーハ東京 内(TRILLニュース撮影)

取材した方:由井 明日香さん
ダイキン工業株式会社 コーポレートコミュニケーション室 広報G



編集:吉田穂菜美(TRILLニュース)
撮影:雪か企画・ヒゲ企画