“戦国時代”に突入した【掃除機】の最新トレンドとは？　パナソニックに聞いた

掃除機には、「コードレススティック型掃除機」や「キャニスター型掃除機」、そして「ロボット掃除機」など、さまざまな種類がありますよ。各ジャンルにおいて進化を遂げており、昔に比べて使いやすくなったと実感する方も多いのではないでしょうか。

今回は2023年の掃除機がどのような進化を遂げているのか、パナソニック株式会社で掃除機を担当されている川合悠加さんに直撃取材し「掃除機の最新トレンド」を教えていただきました。

近年の掃除機の主流は「コードレススティック型掃除機」。

これまで日本では、掃除機の主流はキャニスター型掃除機でしたが、海外メーカーが参入してきたことで、国内メーカーもコードレススティック掃除機に注力するようになりました。

国内でも意欲的な製品が数多く販売されており、世はまさに“コードレススティック掃除機戦国時代”。

海外メーカーが参入してきた当初は、どのメーカーも「吸引力の強さ」を前面に打ち出していましたが、今のトレンドは「軽量化」。

日本人は海外の方に比べて体が小さいため、軽量で取り回しがしやすい商品がマッチするのだと考えられます。

コードレスススティック型掃除機というと、一定のパワーを確保したモデルの場合、重さが2kg以上あるのもがほとんどでした。しかし、今の市場を見ていると、2kg以下どころか、1kgに近い製品も多いです。

パワーと軽さを両立したモデルがメーカー各社から続々と登場する中で、ごみを可視化するレーザーをヘッドに搭載したり、静音性にこだわったりと、吸引力でも軽さでもない、“第3の軸”で各社、差別化を図っています。

また、川合さんがおすすめするのがゴミを自動で収集する充電スタンドが付いているタイプのコードレススティック型掃除機です。

掃除機のお手入れやゴミ捨てにストレスを感じるお客さまは多いので、関心度も高いんだそう。

日本人の体格やライフスタイルに合わせて、進化を続ける掃除機。現在のトレンドは、吸引力と軽さを両立した、コードレススティック型掃除機とのことでした。

掃除機を選ぶ際にポイントとなるのが、家の広さや、掃除の頻度です。吸引力や軽さはもちろんのこと、“第3の軸”としてどんな機能を備えているのが望ましいのか、じっくり考えて選んでみてくださいね。