「絶対やめて！」【冷蔵庫】の寿命を縮める“NG行動”をパナソニックに聞く

一度購入すると、5年、10年と長い間使い続けることになる冷蔵庫。安い買い物ではない分、故障してしまった場合のショックは大きいですよね。

今回は、冷蔵庫が故障しないためにも知っておきたい「冷蔵庫のNG行動」をご紹介。

パナソニック株式会社の冷蔵庫担当者である田原奈津子さんに、冷蔵庫を使用する際の注意点を伺いました。

まずは、家庭用なので外には置かないでいただきたいというのが大前提です。また、火災や感電の恐れがあるので、水がかかりやすい場所もNG。

冷却効率が悪くなるので、熱気や直射日光の当たる場所に置くのもNGです。

中が冷たいということは、少し開けただけでも結露しやすくなっている状況ということ。あまりに湿気の多い場所や、風通しの悪い場所も、サビや結露の原因になるので、避けたほうがいいですね。

冷蔵庫は重いので、不安定な場所や傾いた場所は避けて設置してください。

本体背面は壁にぴったり付けても問題ありませんが、左右は5mm以上空けて、天面に物は置かないのが望ましいです。

段ボールなどを置いてしまう方も多いですよね。

ですが、冷蔵庫上部に配置されたコンプレッサーが過度に熱くなって、故障の原因になってしまいます。また、放熱性を妨げて、省エネ性も悪化するので、天面に物は置かないことをおすすめします。

基本的にはNGです。

例えばパナソニックであれば「はやうま冷却」という機能のように、メーカーが「熱いものを入れても大丈夫」と謳う機能を備えているなら問題ないですが、そうでないようなら、常温に戻してから入れることをおすすめします。

熱いものを入れてしまうと庫内の温度が急激に上がり、元の温度に冷やすために電力を消費するので、省エネの観点から見ても、熱いものは入れないほうが良いと思います。

平均の買い替え年数は、12年～13年（※）といわれています。パッキンが傷んで冷気が外に漏れてしまったり、製氷機能が弱って氷ができにくくなってしまったりしたら、買い替えのサインです。

※出典：「消費動向調査 2022年3月内閣府調べ」

「冷蔵庫のNG行動」をご紹介しました。冷蔵庫の上に物を置いてはいけないことなど、意外と知らなかった方も多いのではないでしょうか？

冷蔵庫を長く使い続けるためにも、正しく使用してくださいね。

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