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年間1万円以上差がつく!電気代を抑えるための【洗濯機】の選び方をパナソニックに聞く

  • 2023.5.29
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出典:inspiring.team/Shutterstock.com

洗濯機を買い替える時、みなさんは何を基準に選んでいますか?

価格スペックデザイン、そして振動騒音などポイントはさまざまですよね。しかし、意外と見落としがちなのが電気代かもしれません。

そこで今回は、パナソニック株式会社の洗濯機担当である佐藤弘和さんに、気になる洗濯機の電気代について取材を実施。

電気代の計算方法や、長い目で見た時にお得な製品選びのポイントをうかがいました。

ドラム式洗濯機の場合は「乾燥機能」で電気代がかさむ  

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出典:JuanjoDiaz_JD/Shutterstock.com

ドラム式洗濯機の場合、基本的に乾燥機能まで使われる方がほとんどだと思いますが乾燥機能を使うとそれなりに電気代がかかります

ただ、乾燥にも「ヒーター乾燥方式」「ヒートポンプ乾燥方式」の2種類があり、種類によってかかる電気代が大きく変わってきます。

実際に計算してみると、その差は歴然です。

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6年間で7万円以上もの差が!

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画像:photoAC

電気代を節約したい場合は「ヒートポンプ乾燥方式」の製品がおすすめです。

パナソニックの製品を例に挙げて、ヒートポンプ乾燥方式とヒーター乾燥方式の電気代の差を実際に計算してみましょう。

目安電気代の計算方法:消費電力量(Wh)×0.031円

※電気代は目安であり、衣類の状況と使用環境により増減します
※電気代単価は、2022年7月現在、31円/kWh(税込)です。この単価は、全国家庭電気製品公正取引協議会により「新電気料金目安単価」として示された単価で、実際はお客様と電力会社とのご契約により異なります

パナソニックのドラム式洗濯乾燥機のフラッグシップモデル(NA-LX129B)はヒートポンプ乾燥方式です。定格洗濯乾燥時(洗濯~乾燥「おまかせ」)の消費電力量は約890Whで、1回あたりの目安電気代は、890Wh×0.031円=約28円となります。

いっぽう、ヒーター乾燥方式(NA-VG2700)の消費電力量は、約1,980Wh。1回あたりの電気代は、1,980Wh×0.031円=約62円です。

仮に、1日1回洗濯乾燥機を使用するとして計算してみると、1年間で大きな差が出ます。

ドラム式洗濯乾燥機は、一度購入すると長く使われる方が多いですよね。6年間使い続ける想定で計算すると、ヒートポンプ乾燥方式の電気代は、約60,500円に収まるのに対し、ヒーター乾燥方式の電気代は合計で約134,500円です。

■ 1日1回365日、定格 洗濯~乾燥「おまかせ」運転した場合の電気代の差

  ヒートポンプ乾燥方式(※1)
ヒーター乾燥方式(※2)
1回あたりの電気代 約28円 約62円
6年間の電気代 約60,500円 約134,500円
本体価格 高め 安め

(※1)NA-LX129B (※2)NA-VG2700

ヒートポンプ乾燥方式のドラム洗は、購入検討時、本体価格が高いと感じますが、その後の電気代まで含めて考えると、長い目で見た時にはヒートポンプ乾燥方式がオススメです。

乾燥機能を使う頻度やその他の機能・スペックも見て、どの洗濯機を購入するか選んでいただくのが良いでしょう。

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電気代にも注目してみて!

洗濯機を選ぶ際は、スペックや本体価格にしか注目していなかった…!という方は多いのではないでしょうか。

製品によって、こんなにも電気代に差が出るのは素直に驚きました。

各社の製品パンフレットやホームページに記載されている消費電力量をもとに、電気代を計算して、購入の判断材料にしてみてくださいね。


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※記事内の画像は一部イメージを含みます