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水道代が高いのは「縦型洗濯機」と「ドラム式洗濯機」どっち?特徴や違い、選び方をパナソニックに聞く

  • 2023.5.25

 

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出典:Misaso/Shutterstock.com

洗濯機は、縦型洗濯機とドラム式洗濯機の2つに大別されますが、その特徴の違いを理解している方は意外と少ないのではないでしょうか?

乾燥機能の有無はもちろん、実は基本となる洗浄方法にも違いがあるんです!

今回は、パナソニック株式会社の洗濯機担当・佐藤弘和さんに、それぞれのメリット・デメリットを徹底取材しました。

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洗濯機選びの参考になる、有益な情報について、佐藤さんに解説していただきます。

洗い方の違いとは?洗浄力に差はあるの?

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出典:Didecs/Shutterstock.com

ドラム式洗濯機と縦型洗濯機は、洗い方に違いはあれど、洗浄力に差はありません。「それぞれに、得意分野・不得意分野がある」(佐藤さん)ということです。

洗い方、得意分野は以下の表の通りです。

  ドラム式洗濯機 縦型洗濯機
洗い方 たたき洗い
(少ない水流で衣類を持ち上げて洗う)
モミ洗い
(水槽に張った水に衣類を入れて攪拌させながら洗う)
得意分野 皮脂汚れを落とす
(水が少ない分、洗浄液の濃度が濃いため)
泥汚れ向き
(たっぷりの水で洗うため)

ドラム式洗濯機の場合、少ない水で洗っているので、泥がたくさんついた衣類ときれいな衣類を一緒に洗うと、汚れが移ってしまうことも。

構造上しかたのないことですが、汚れ移りを防ぐために、ポンプ設計を工夫するなど、各社努力しています。

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具体的に想像しやすいように、「運動部に所属する小中学生がいるファミリーに向いてるのはどちらか」を例に挙げて説明します。

洗浄力だけを考えると縦型をおすすめしたいですが、そのようなご家庭は、洗濯回数も多くしたいはず。縦型だといちいち干す手間がかかってしまいますが、ドラム式なら乾燥まで行えます。乾燥機能がある分、一般的に縦型よりドラム式の方が価格は高い傾向にあります。

汚れ落ちを優先するのか、家事の手間軽減を優先するのか。

同じような家族構成でも、洗濯に対する考え方や重視するポイントによって、選ぶべき洗濯機のタイプは変わってくると思います。

気になる水道代や騒音は?

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出典:Zenzeta/Shutterstock.com

水道代は、縦型洗濯機のほうが高くつきます

同じ洗濯容量12kgで比較してみると、使用する水量はドラム式の倍近く。毎日使うものなので、積み重なるとだいぶ差がつきますよね。

音や振動については、ドラム式と縦型で違いがあるというよりも、中に入れた衣類の偏り具合や、住居の設置環境によるところが大きいです。

ドラム式は音や振動が大きいと思う方もいらっしゃると思いますが、最近は各社、ドラム式の振動対策をしていて、ひと昔のドラム式よりも性能が上がっています。

ライフスタイルに合ったベストな洗濯機選びを

縦型洗濯機とドラム式洗濯機のメリット・デメリットをご紹介しました。

「どちらがよい、悪いではなく、それぞれの特徴を理解いただいたうえで、お客さまのライフスタイルやこだわりに合わせて、最適な洗濯機を選んでいただきたいです」(佐藤さん)

洗濯機選びの参考にしてみてくださいね!


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※記事内の画像は一部イメージを含みます。