【炊飯器】の電気代を安くしたい！おいしさと節約を両立させる使い方って？《プロに聞いてみた！》

電気代の高騰が気になる昨今、節電をして、できるだけ家計の出費を抑えたいと考えている方も多いのでは？家にはさまざまな電化製品があると思いますが、そんな中でも使用頻度が高いもののひとつが炊飯器。

よく使う家電だからこそ、効果的に電気代を抑えられたら、嬉しいですよね。今回は三菱電機ホーム機器の吉川秀樹さんにうかがった「節電できる炊飯器の使い方」をご紹介します！

--炊飯器は頻繁に使う家電ですが、ついついお手入れせずに過ごしてしまっています。

三菱電機ホーム機器吉川さん：炊飯器には底やフタにセンサーが付いています。お手入れをしないとセンサーが正しく検知できなくなって、消費電力量が多くなったり、うまく炊けない原因になったりするので、使用ごとにお手入れをしてくださいね。

お手入れ方法は簡単で、底やフタのセンサーや、内フタの内側にあるヒーター板を、かたく絞った布で拭けばOKです。

--手軽にお手入れできるんですね！炊飯器のお手入れで使ってはいけない洗剤などはありますか？

吉川さん：台所用中性洗剤以外の洗剤、原液の台所用中性洗剤、ベンジン、漂白剤、シンナー、アルコール、クレンザーは使わないようにしてください。

--次は使い方についておうかがいしたいです。通常炊きと早炊きに消費電力の違いはありますか？

吉川さん：実はあまり変わらないんですよ。

ただ、通常炊きの方がおいしく炊くことができるので、お時間があるときはぜひ通常炊きを使っていただきたいです。

--消費電力があまり変わらないのは意外です！では、保温機能の賢い使い方はありますか？

吉川さん：保温が12時間を超えると、炊飯を1回するのと同じくらいの電力を使用してしまうんです。

冷凍用モードがある炊飯器の場合は、まとめて炊いて冷凍保存しておくことをおすすめします。電力消費の観点だけでなく、保温し続けるよりもごはんをおいしく保存できる点もポイントです。

電力消費とおいしさの点から、三菱電機としては、24時間までの保温を推奨しています。

取材：三菱電機ホーム機器株式会社
家電製品技術部調理機器技術課課長
吉川秀樹さん

取材・執筆：古林／ライター
ライフスタイルメディアやプラットフォームを中心に活躍するフリーライター。ライフスタイルに関するさまざまなコンテンツを編集・執筆している。なかでも新聞社での勤務経験を活かした、企業取材やインタビューが得意。趣味はアングラお笑いライブの鑑賞。

イラスト：vaguely（Instagram/HP）