世の中には「これってどう読むの?まったく答えがわからない…」というような難読漢字が多く存在します。
今回は、このように少し難易度の高い難読漢字の読み方を一緒に考えていきましょう。
1.「憧憬」
「憧」も「憬」も常用漢字です。「しょうけい」と読むことができますが、他にも読み方があります。
両方とも「りっしんべん」が付いていますね。「りっしんべん」を取るとそれぞれ「童」と「景」となります。
「童」と「景」を組み合わせた「童景」をそのまま読むと…?
そう、正解は「どうけい」でした!
意味は次の通りです。
目ざすものを得たい、理想とする状態に達したいと強く望むこと。(一部抜粋)
引用:精選版 日本国語大辞典(小学館)
なお、「どうけい」は慣用読みですので、併せて覚えておいてくださいね。
2.「打欠」
「うちかく」とも読みますが、今回は違う読み方を考えてみましょう。
読み仮名は4文字で「◯◯◯き」と読みますよ。
正解は「ぶっかき」でした!
小さく砕いた氷のことを意味します。また「ぶちかく」の変化した語で、たたいて一部分を欠くという意味の「ぶっかく」とも読めます。
3.「箭石」
「箭」は「前」と似ていますが、よく見ると違う漢字です。
そのため、「まえせき」と読んだ方は不正解。
3文字で読み方を考えてみてください。
正解は「やいし」でした!
「やいし」とは「矢石」と書くこともでき、ベレムナイトとも呼ばれる化石のことを指します。
4.「鞴」
「鞴」は常用漢字ではないので、なかなか見かけることがないかと思います。
ただし、キャンプ好きの方は使ったことがあるのではないでしょうか。
3文字で読み方を考えてみてくださいね。
正解は「ふいご」でした!
火を起こすときに使う送風器のことを「ふいご」と言います。同じ意味で「ふいごう」と読むこともできるそうですよ。
5.「鬱鬱葱葱」
「鬱」は「うつ」、「葱」は「ねぎ」と読みますが「うつうつねぎねぎ」ではありませんよ。
「鬱鬱」の部分はそのまま「うつうつ」と読みます。
8文字で読み方を考えてみましょう。
正解は「うつうつそうそう」でした!
意味は次の通りです。
こんもり茂るさま。また、気の盛んなさま。
出典:財団法人 日本漢字能力検定協会、漢検四字熟語辞典【第二版】(2012年2月20日版)p.98
四字熟語が得意な方はすぐに読めたかもしれませんね。
こんな難読漢字があるなんて!
今回はとくに難しい難読漢字をご紹介しました。
一つでも読めた方はとてもスゴい!
読めなかった漢字はこの機会にぜひ覚えておいてくださいね!