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「ロボット掃除機どれがいいかわからない問題」を解決!“3つの選び方”をメーカーに聞く

  • 2023.4.15

 

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写真提供:アイロボットジャパン

こんにちは、生活家電が大好きなライターの柴野です。

私たちの生活を便利にしてくれるロボット掃除機は現在は複数のメーカーからロボット掃除機が販売されていますが、「購入を検討しているけれど、住宅環境や生活スタイル、家族構成など何を基準に選べばいいのか分からない…」という声も多く耳にします。

そこで本記事では、ロボット掃除機の選び方をご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください!

正しいロボット掃除機の選び方は?

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写真提供:アイロボットジャパン

今回、ロボット掃除機の選ぶうえでのポイントをお伺いしたのは、「ルンバ」を製造・販売するアイロボットジャパンのシニアコミュニケーションマネージャーの村田佳代さん(以下村田さん)です。

「ロボット掃除機を選ぶうえでは、主に以下の3つのポイントが重要になってきます」(村田さん)

1.家の間取りや部屋数で選ぶ
2.家族構成やペットの有無で選ぶ
3.生活スタイルや清掃ニーズで選ぶ

早速、それぞれのポイントについて詳しくお伺いしました。

ポイント1 | 家の間取りや部屋数で選ぶ

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出典:jafara/Shutterstock.com

まず重要なのは「どのような家の構造か」です。

当然ですが、住まいに階段や大きな段差で隔てられた複数のフロアがある場合、ロボット掃除機は自動で各フロアを移動することができません。もしも、2階建てやステップフロアの住宅でロボット掃除機を使いたい場合は、人間が持ち上げて運ぶか、はじめから複数台を使用する必要があります。

「家の間取りも重要です。例えば、間取りが1Kの部屋であれば、3〜4部屋対応のエントリーモデルで十分でしょう。逆に、ファミリータイプのマンションや一軒家など室内が広く、部屋数が多い場合は、5部屋以上対応の上位モデルの購入を検討することをおすすめします」(村田さん)

ロボット掃除機は機種によって、対応する部屋の数や面積に違いがあります。自分の家の間取りと部屋数に対応しているかどうかをきちんと確認しましょう。

ポイント2 | 家族構成やペットの有無で選ぶ

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出典:KPG-Payless/Shutterstock.com

2つめのポイントが家族構成やペットの有無です。

家族の人数が多くなるほど、室内で発生するごみやホコリも多くなるため、求められる掃除の頻度は高くなる傾向があります。つまり、大家族であるほど、掃除をロボットに任せることで得られるメリットが大きいといえるでしょう。

小さなお子さんのいるご家庭は、ロボット掃除機の導入メリットが高いです。幼児は大人よりも床面に近い空間にいる上、床を触った手を口に運んでしまうので、より入念に掃除をする必要があるためです」(村田さん)

加えて、イヌやネコなどペットを飼っている場合、抜け落ちた毛が床に溜まってしまうのでロボット掃除機が活躍する場面が多いといえるでしょう。

ポイント3 | 生活スタイルや清掃ニーズで選ぶ

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出典:Followtheflow/Shutterstock.com

生活スタイルも重要です。

普段、室内の床に物を置かざるを得ない状況であれば、自動回避機能を備えたモデルのほうがふさわしいでしょう。

「ローテーブルや座椅子などを置いて生活している場合、どうしても床に物を置いてしまいがちです。ロボット掃除機を運転する前に物を移動するという手間を惜しまずにできるかどうかも、機種選びのポイントになります」(村田さん)

また、「全ての部屋を徹底的に掃除したい」「特定の部屋だけを掃除したい」など、清掃作業に関する細かいニーズの有無でも、選ぶべき機種は異なります。

ポイントを押さえて自分に合ったロボット掃除機を選びましょう

今回は、ロボット掃除機の専門家にロボット掃除機の選び方についてお伺いしました。

本記事を参考に、各メーカーのWebサイトで比較検討したり、実際に家電量販店に足を運んで店員さんに相談したり、自分に合ったロボット掃除機探してみてくださいね。



取材協力:村田 佳代(むらた かよ)さん
米ゴルフブランドや仏自動車メーカーのPRを経て2018年アイロボットジャパン入社。社内外に製品やブランドの“ワクワク”を伝える伝道師。ルンバ歴は15年と長く、現在は床拭きロボットブラーバを含め5台を狭い自宅で駆使している。

ライター:柴野 聰(しばの そう)
DIYライター。1978年生まれ。編集プロダクション勤務を経てフリー転向。多くのDIY実用書の制作に携わる。現在、築50年の木造戸建てをDIYでセルフリノベーションしながら生活する。