【電子レンジ】の節電対策してますか？電気代を安くするコツをご紹介！《メーカー直撃！》

電気代が上がり、最近の使用明細を見て驚いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

春になり、暖房は使わなくなったけれど、他の家電を使うときも節電できたら嬉しいですよね。

今回は、時期を問わず使う家電のひとつである電子レンジの節電できる使い方を、三菱電機ホーム機器の吉川秀樹さんにうかがいました！

--電子レンジはお手入れの有無で電気代が変わるのでしょうか？

三菱電機ホーム機器吉川さん：はい、お手入れをすることで加熱効率の悪化を抑制し、電気代の節約につなげることができますよ。

1週間に1度くらいの頻度でお掃除するのが理想です。汚れたまま使用すると火花や発煙、発火、サビの原因になってしまうのでこまめにお手入れをしてください。

--お掃除は節電にもつながるんですね！お手入れの際は何を使えばいいですか？

吉川さん：庫内はかたく絞った柔らかい布で拭き、汚れがひどいときは、薄めた台所用中性洗剤を使ってください。セラミック製の庫内底面は、液体かクリームタイプのクレンザーを少量つけて、こすり落とします。

台所用中性洗剤以外の洗剤や原液のままの台所用中性洗剤、アルカリ性・酸性の洗剤、揮発性の溶剤や薬品、オーブンクリーナー、灯油、ガソリン、ベンジン、シンナーなどは使わないようにしてください。

--電化製品は使っていないときも待機電力というものが消費されると聞いたことがあります。

吉川さん：そうですね。ですので、待機時消費電力量がかからないモデルの電子レンジを選ぶのがベストです。購入の際はスペックを確認しながら選んでみてはいかがでしょう。

例えば、当社の「三菱レンジグリル」については、年間待機時消費電力量が0.0kWhなので、使っていないときにコンセントを抜いておく必要はありません。

--電子レンジとガスを組み合わせて利用すると光熱費が抑えられるのでしょうか？

吉川さん：煮物などを作るときは、電子レンジで加熱し、食材を柔らかくしてから煮ると光熱費を抑えられることがあります。

もちろん、ご家庭や地域によって光熱費は変わりますが、電子レンジとガスを工夫して組み合わせると、節約につながるでしょう。

--新生活を始める皆さんも多いと思います。今新しい電子レンジを買うならどんなものがおすすめですか？

吉川さん：省エネ基準達成率が高いものがおすすめです。「三菱レンジグリル」については、業界トップクラスの省エネ性能なんですよ！（2023年3月時点）

取材：三菱電機ホーム機器株式会社
家電製品技術部調理機器技術課課長
吉川秀樹さん

取材・執筆：古林萌／ライター
ライフスタイルメディアやプラットフォームを中心に活躍するフリーライター。ライフスタイルに関するさまざまなコンテンツを編集・執筆している。なかでも新聞社での勤務経験を活かした、企業取材やインタビューが得意。趣味はアングラお笑いライブの鑑賞。

イラスト：vaguely（Instagram/HP）