簡単な漢字の組み合わせなのに、なぜか読めない…。
そんな言葉ってたくさんありますよね。漢字自体は日常的によく使うのに、知らなかった読み方もあるものです。
今回は読めそうで読めない難読漢字をご紹介します。
1.「止し」
「しし」や「やし」、「とし」などと読みたくなりますが、どれも不正解です。
何かをやめるときに使う言葉ですよ。
「この話はもう止しとしよう」のように使います。もうおわかりでしょうか。
正解は「よし」でした!
意味は次の通りです。
よすこと。やめること。
引用:デジタル大辞泉(小学館)
また、「止し」は「さし」とも読むこともできます。
2.「炊ぐ」
「炊飯(すいはん)」や「炊事(すいじ)」のように使うことが多いかと思いますが、「すいぐ」ではありませんよ。
読み仮名は全部で3文字です。
ほかの漢字では「爨ぐ」と書くこともできます。
正解は「かしぐ」でした!
米や麦などを炊くことを「かしぐ」と言います。
3.「魚漁」
「ぎょぎょ」や「ぎょりょう」と読みたくなるかもしれませんが、こちらは不正解です。
「魚」は訓読みで「うお」と読んでくださいね。
読み仮名は4文字です。
正解は「うおとり」でした!
「漁」を「とり」と読むことはめったにないので、難しく感じた方が多いのではないでしょうか。
4.「粉白粉」
「こはくこ」ではありませんよ。もちろん「こなしろこな」も不正解です。
6文字で読み方を考えてみてください。
1文字目の「粉」はそのまま「こな」と読みます。
正解は「こなおしろい」でした!
化粧のために塗る、あの白い粉のことです。
5.「信せる」
そのまま「しんせる」と読んだ方は不正解。
「織田信長」のように「のぶ」と読むこともありますが、「のぶせる」でもありません。
読み仮名は全部で4文字です。
「どちらにするかは君に信せるよ」のように使います。
正解は「まかせる」でした!
ほかの漢字では「委せる」や「託せる」などのように書くこともできます。
読めそうで読めない…!
今回は読めそうなのにあと一歩のところで読めない難読漢字をご紹介しました。
読めない漢字があった方は、この機会にぜひ覚えておいてくださいね!