いきなりですが、「鍬形虫」の読み方は分かりますか?
正解は「くわがたむし」です。
今回は、このように「虫」を含む難読漢字をご紹介します。
1.「瓢虫」
「瓢」は「瓢箪(ひょうたん)」のように使われることが多いですが、「ひょうむし」ではありませんよ。
6文字で読み方を考えてみてください。春に道端でもよく見かけることのある虫ですよ。
正解は「てんとうむし」でした!
「天道虫」や「紅娘」と書くこともできます。
2.「条虫」
そのまま読むと「じょうむし」ですが、こちらは不正解。
「じょうちゅう」とも読みますが、今回は違う読み方を5文字で考えてみてください。
「◯◯◯むし」と読みますよ。
正解は「さなだむし」でした!
では、「さなだむし」とはどのような虫なのでしょうか。
(体が細長く、真田紐に似ているところからいう) 「じょうちゅう(条虫)」の俗称。
引用:精選版 日本国語大辞典(小学館)
真田紐(さなだひも)とは、木綿で作られた紐のこと。こちらに似てるので「さなだむし」と呼ばれるようになったそうです。
3.「羽隠虫」
「はねかくしむし」や「ういんちゅう」と読んだ方は不正解です。
5文字で読み方を考えてみてください。
ちなみに「虫」は「むし」とは読みません。
正解は「はねかくし」でした!
静止しているときは羽を前羽の下にたたんで隠しているので「はねかくし」と呼ばれるようになったそうです。
4.「水爬虫」
「爬」は「爬虫類(はちゅうるい)」と使うことが多いかと思いますが、残念ながら「みずはちゅう」とは読みませんよ。
「水」の漢字が使われていることから想像できる通り、「水辺」でよく見かける虫の名前です。
3文字で読み方を考えてみてください。
正解は「たがめ」でした!
「たがめ」はほかの昆虫やカエルなどの体液を吸って生活しているとか。意外と恐い虫ですね。
5.「吝虫」
「吝」には「けち」という意味がありますが、「けちむし」ではありませんよ。
4文字で読み方を考えてみましょう。
「虫」はそのまま「むし」と読みます。
正解は「しわむし」でした!
では、「しわむし」とはどのような意味なのでしょうか。
(「虫」は、人を卑しめていう語) けちな人を卑しめたり、ののしったりしていう語。しわんぼう。吝太郎。吝虫太郎。
引用:精選版 日本国語大辞典(小学館)
虫の名前ではなく、けちな人に対して使う言葉なんですね。
「虫」がつく漢字は難しい!
今回は「虫」を含む難読漢字をご紹介しました。
どれも難しいものばかりで、なかなか読めなかったという方も多いのではないでしょうか。
この機会にぜひ覚えて、友人や家族にも教えてあげてくださいね!