突然ですが、「心太」という漢字、なんと読むかご存知ですか?
正解は「ところてん」!
「ところてん」が漢字で書けることを初めて知った方もいらっしゃると思います。
今回は、「この食べ物、漢字で書けるんだ!」というものを5つご紹介します。雑学として披露したら、盛り上がるかもしれませんよ!
1.「肉膾」
こちらの「肉膾」という漢字、読める方は少ないのではないでしょうか。
2文字目の「膾」はあまり見かけませんが、「なます」と読みます。お正月などに食べますよね。
肉でできた膾を想像してみてください。
正解は「ユッケ」です!
肉で作った膾…そう言われればそんな気もしますね。
「ユッケ」が漢字で書くことができるなんて、驚きですよね!
2.「五家宝」
「五家宝」は、埼玉県の銘菓のひとつで、熊谷市で昔から愛されているお菓子です。
もしかしたら「五家宝」をご存じない方もいらっしゃるかもしれませんが、漢字の読みは頑張って想像できそうですよ!
正解は「ごかぼう」でした!
「五家宝」がどんなお菓子なのか、辞書で確認してみましょう。
もち米を蒸して水あめなどで固めて棒形とし、青きな粉などを表面にまぶした菓子。江戸時代、上野国五箇村の人が初めて製したといわれ、今、埼玉県熊谷市などの名産。
出典:新村出編『広辞苑』(第六版)、岩波書店(2008年1月11日第六版発行)p.978
あられをきな粉の甘い生地で包んだ、きな粉好きにはたまらない味のお菓子です。
3.「木須肉」
さて、お次は中華料理のひとつである「木須肉」です。
「木」と「肉」が並んでいるなんて、不思議な料理名ですが…もちろん食材に「木」が使われているわけではありませんよ。
メイン食材は、肉と“木に生えるあるもの”、そして卵です。ピンときましたか?
正解は、「ムースーロー」でした!
メイン食材は、肉と卵、そして木耳(キクラゲ)です。「木須肉」に「木」が入っているのは、そのためかもしれませんね。
4.「飫肥天」
こちらの「飫肥天」は宮崎グルメのひとつ。
「天」とついていますが、天ぷらとはちょっと違います。「ごぼう天」や「じゃこ天」などのような、“揚げかまぼこ”の一種です。
「飫」の読み方を当てるのは、ちょっと難しいかもしれませんね。
正解は、「おびてん」でした!
「飫肥天」は「宮崎県日南市、飫肥(おび)地区の郷土料理。揚げかまぼこの一種。味付けに味噌と黒糖を用いるのが特徴。」(出典:『デジタル大辞泉プラス』小学館)とあるように、「飫肥」というのは土地の名前なんですね。
味付けに味噌と黒糖が使われている「飫肥天」、コクがあって美味しそうですね!
5.「両棒餅」
最後は鹿児島の郷土料理である「両棒餅」。
「りょうぼうもち」ではありません!「両棒」の読み方は、〝鹿児島県の方言”なんです。そのため、当地にゆかりがなければ、ノーヒントで読むのは難しいかもしれません。
読み仮名は小文字を含めて4文字。そして大ヒント! 「大きい」を意味する英単語と言えば…?
正解は、「ぢゃんぼもち」でした!
「両棒餅」とは一体どのようなものなのでしょうか?
鹿児島県の郷土菓子。上新粉または糯米(もちごめ)でつくった餅を2本の竹串に刺して焼き、砂糖醤油などのとろみのあるたれに絡めたもの。“両棒(ぢゃんぼ)”は当地の方言で「武士の大小の刀」を意味し、2本の竹串を刀に見立ててこの名がついた。
出典:『デジタル大辞泉 プラス』小学館
砂糖醤油が絡んだお餅…これは絶対美味しいですよね!
訛りも漢字で書けるとは!
各国や地方のご当地料理も、漢字で書けるものがたくさんあるということがわかりました。
方言まで漢字になっているとは、驚きでしたね!