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初見で全部読めたらスゴすぎる…!読めそうで読めない【難読漢字】5選

  • 2023.2.27

「森」や「轟」のように、同じ漢字が3つ組み合わさっている漢字ってありますよね。こちらは「品字様(ひんじよう)」と言います。

「森」を「ききき」と、「轟」を「くるまくるまくるま」などとは読まないように、見た目からは想像できない読み方をすることもありますよ。

さて、今回は「品字様」を5つご紹介します。みなさんは、何個読むことができるでしょうか?

1.「毳」

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「けけけ」と読みたくなりますが、もちろん不正解。ただし、意味は「毛」に関するものですよ。

「○○げ」と読みますが、「毛」が3つ並んでいるからと言って「さんげ」や「みつげ」と読むわけでもありません。

 

気になる読み方は「むくげ」でした!

ただし「動物などの、密生し長くふさふさした毛」は「尨毛(むくげ)」と書き、「毳」は意味が異なります。こちらは「うすく、短く生えた柔らかな毛」のことですよ。

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

2.「磊磊」

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「石が6個も並んでいる!?」

今回のお題を見て、そのようにびっくりされた方も多いはず。もしかしたら「さすがに、こんな言葉ないよね…」と、疑っているかもしれませんね。

「せきせき」「るいるい」「しゃくしゃく」「らいらい」の4つから、正しい読み方を考えてみてください!

 

気になる読み方は「らいらい」でした!「せきせき」と予想した方も多いと思いますが、残念ながら不正解となっています。

意味は「石が多く積み重なって集まっているさま」「心が広く、小事にこだわらないさま」です。

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

たとえば「磊磊とした性格の持ち主」などのように使うことができますよ。

3.「矗矗」

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今度は「石」ではなく「直」が6つ!「世の中に、このような言葉があったなんて…」と、衝撃を受けている方もいらっしゃるかもしれません。

「ちょくちょく」と読んでしまった方は、残念ながら不正解…ですが!実はかなり惜しいんです。読み仮名は4文字なので、2文字削ってみてください。そうすれば、正しい読み方にたどり着けますよ。

 

気になる読み方は「ちくちく」でした!

この言葉を見て、針など、先の鋭いもので刺される光景を思い浮かべた方もいらっしゃるかもしれません。しかし、意味は「長くてまっすぐなさま。直立して伸びるさま。また、聳(そび)え立つさま」になりますよ。


出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

4.「橇」

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最初に紹介した「毳」に「木偏(きへん)」がついた「橇」。もちろん「きけけけ」なんて不思議な読み方はしませんよ。

「毳」は「毛」に関する意味でしたが、こちらは違います。雪国で使われる、とある道具の名前ですが、いかがでしょう…?

 

気になる読み方は「かんじき」「がんじき」「そり」でした!

「そり」は知っていても「かんじき(がんじき)」を知らない方は多いはず。こちらは「雪国で、深雪中に足を踏込まないように、靴、わら靴などの下につける道具」のことを指します。


出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

5.「蕊」

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「蕊」という漢字を見るのは初めて…そのような方も多いかもしれません。しかし、こちらは理科の授業で誰もが聞いたことがあるくらい、有名な言葉なんですよ。

おそらく、教科書ではひらがなで掲載されていることが多いでしょう。「蕊」ではなく「雄蕊」と「雌蕊」なら、よりイメージしやすいかもしれません。

 

気になる読み方は「しべ」でした!

もちろん「雄蕊」は「おしべ」、「雌蕊」は「めしべ」と読みます。

改めて「蕊(しべ)」を辞書で調べてみると、花の中心部にあって実を作る器官。糸のように細いものが多くあり、花粉をやりとりする。「雄蕊・雌蕊」とあります。


出典:山田忠雄、倉持保男、上野善道、山田明雄、井島正博、笹原宏之 編、『新明解国語辞典』(第八版)、三省堂(2020年11月20日第八版発行)p.677

 

みなさんはいくつ読むことができましたか?

初めて見た漢字もあったかもしれませんが、この機会に覚えてご家族や友人に披露してみてはいかがでしょうか?