1. トップ
  2. 「下米」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は?

「下米」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は?

  • 2023.6.13
undefined

私たち日本人の国民食と言えば、真っ先に「米」を挙げる方も多いのではないでしょうか。毎日欠かさず食べている、という方も中にはいらっしゃるかもしれません。

さて、今回はそんな「米」が含まれる難読漢字「下米」をご紹介します。

「下米」の読み方!

この言葉の読み方は全部で4つあります。ただ、先にお伝えしますと、そのうち3つは普段使う読み方から当てることが出来るんです。

しかし、もう1つはそう簡単には当てられないかもしれません。その読み方の場合、特に「米」に関連した意味はないんです。

ただ、みなさんの知らない言葉というわけではありません。通勤や登校の最中に「〇〇」が降ってきてずぶ濡れになってしまった…そんな経験をした方も多いかと思います。

どうでしょう、答えの見当はつきましたか?

それでは、正解を発表します。

正解は「げまい」「おろしごめ」「くだりまい」「あめ」でした!

「下米」について

そう、実は「下米」は「雨(あめ)」の別表記に当たります。普段は使わない漢字表記のため、ご存知ない方も多いかもしれませんね。

さて、4つの読み方のうち「あめ」はもうわかりましたが、残る「げまい」「おろしごめ」「くだりまい」はいったいどんな言葉なんでしょうか。辞書で確認してみましょう。

げ‐まい【下米】
〘名〙
取引市場で、米の品質検査の結果四等以下の米をいう。悪米(あくまい)。
おろし‐ごめ【下米】
〘名〙
神仏、貴人などに供えた後、とりさげた米。おさがりの飯。
くだり‐まい【下米】
〘名〙
江戸時代、上方諸国から江戸に送られた米。

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

品質が「下」の「米」、お「下」がりの「米」、上方諸国から「下」ってきた「米」、読んでみると「下」が表す意味がそれぞれ違うことが見て取れますね。

同じ「下米」という表記ではありますが、上記3つと「あめ」のいずれも全く違う言葉だという事実に驚いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。この機会に、どれも覚えておいてくださいね!

まとめ

いかがでしたか?

「下米」は「げまい」「おろしごめ」「くだりまい」「あめ」でした!

「雨」の別表記が「下米」であったように、意外な別表記がある言葉は他にもあるかもしれません。興味のある方は、ぜひ調べてみてくださいね!