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「重石」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は?

  • 2023.4.1
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今回ご紹介する難読漢字は「重石」です。

「いや、読めるけど…」と不思議に思われているかもしれません。漬物をご自宅で作っている方には馴染み深い言葉かと思います。

ただ、頭の中に浮かんでいる読み方だけではありませんよ。読み方は全部で3つ、全て当てられるようお考えください!

「重石」の読み方!

冒頭を読んでピンと来た、という方もいらっしゃるかもしれませんが、この言葉には「おもし」という読み方があります。「漬物石(つけものいし)」としてご利用されている方も多いかもしれません。

また、普段使う読み方から「じゅうせき」と読むこともできます。ただ、あと1つとなると、なかなか思い浮かばないのではないでしょうか。

それでは、ここでヒント!

この読み方の場合、主に船を停留させるために使う物を指します。海に沈めるアレのことですよ。

それでは、正解を発表します。

正解は「おもし」「じゅうせき」、そして「いかり」でした!

「重石」について

そう、実は「いかり」は「重石」と書くこともできるんです。今回は「重石(いかり)」について解説していきます。

ちなみに、他には「碇」「錨」「矴」「沈石」と表記することもできます。非常に別表記が多い言葉なんですよ。

なお、意味は下記の通りとなっています。

いかり【碇・錨・矴・重石・沈石】
〘名〙
① 船を留めておくために綱や鎖をつけて水底に沈めるおもり。(中略)
② 猫の首ひもの端につけ、ものにかけて引き留めるようにした碇型の具
③ 碇型の具。(中略)
④ ①を模様化したもの。
⑤ 紋所の名。①を図案化したもの。いかり、いかりかたばみ、よついかり、はないかりなどの種類がある。

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

上記の中では①を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、同じ「いかり」と言えど、その意味は多岐に渡ります。別表記と同じように数が多いため、覚えるには苦労してしまうかも…。

ちなみに、先述の「じゅうせき」という読み方の場合は「タングステン酸塩鉱物のこと。灰重石、鉄重石、マンガン重石、鉄マンガン重石など。黒色で重い」(出典:『精選版 日本国語大辞典』/小学館)を指すそう。こちらも併せて覚えておいてくださいね!

まとめ

いかがでしたか?

「重石」は「じゅうせき」「おもし」「いかり」と読みます。

みなさんのご存知の言葉の中には、実は意外な別表記があることもしばしば。興味のある方は、ぜひ辞書を引いてみてくださいね!