「もう手放せない…！」【DIY】組み立てが驚くほどラクになる“プッシュドライバー”って知ってる？

こんにちは！

三度の飯より電動工具が大好物のDIYライター、柴野です。

組み立て家具を購入した際など、ドライバーを使ってネジを回すシーンは意外と少なくありません。

そんな時に役立つツールが、ハンドドライバーと同じ感覚で使える電動ドライバー「プッシュドライバー」です！

プッシュドライバー
オープン価格／ブラック・アンド・デッカー

本商品の最大の特長は、ネジを回す際にボタン操作が必要ないということです。ビット（先端工具）をネジ頭に押し付けるだけで、自動でネジを締める（緩める）ことができます。

家具の組み立て作業など、たくさんのネジを締めなければならない状況で作業効率に大きな差が生じます。楽にネジ締めがしたいけれど、わざわざ電動ドリルドライバーを用意するほどではないという方にぴったりのアイテムです。

プッシュドライバーを持ってみた印象は、通常のドライバーと比べて、ずっしりと重いです。ただし、子どもや女性が扱いづらいほどの重さではないように感じました。

グッと力を加えるだけで自動でネジを回してくれるので、手首にかかる負担が格段に少ないです。

実際に、プッシュドライバーを使った場合と使わなかった場合で、作業時間と労力がどう変わるのか、家具の組み立て作業で試してみたところ、本商品を使った場合の方が、作業時間がおよそ4割減になり、労力も格段に軽減されたように感じました。

操作方法はとても簡単です。

柄の部分にあるスイッチを正転（ネジを締める）または逆転（ネジを緩める）に設定して、通常のドライバーと同じように使うだけ。

加圧式のセンサーにより、ネジ頭に押し付けるだけでビットが設定した方向に回転します。

なお、本商品には、ネジの締め込みすぎを防止するクラッチ機構が搭載されています。設定されたトルク（締め付ける強さ）よりも高い負荷がかかると、自動的に回転が停止します。

トルクを5段階で調整できるので、低めのトルクで試してみて、馬力が足りなければより高いトルクを設定するとよいでしょう。

先端に取り付けるビットの種類も豊富。各サイズのプラスとマイナスの他に、特殊なネジ頭の形状に対応するビットもセットになっています。

たとえば、IKEAの家具の多くに使われているポジドライブネジに対応するのはPZ2（下段の左から2番目）のビットです。

※適正値よりも高いトルクを設定してネジを締めると、手のひらの中で本体が回転してしまい危険です。必ず低めのトルクから試してみましょう。

※記事内の情報は投稿および記事執筆時点の情報です。価格変更や売り切れ、販売終了の可能性もございますので、ご了承くださいませ。

著者：柴野聰（しばのそう）
DIYライター。1978年生まれ。編集プロダクション勤務を経てフリー転向。多くのDIY実用書の制作に携わる。現在、築50年の木造戸建てをDIYでセルフリノベーションしながら生活する。