「漏斗(ろうと)」といえば、理科の実験や料理の際に使われる器具の1つですよね。先が細い容器に液体などを入れる際に使うかと思います。
ただ、こちらに別の読み方があることは、あまり知られていないかも…。さて、それはいったいなんでしょうか?
「漏斗」の「ろうと」以外の読み方!
「漏」は「ろう」の他に「漏れる(もれる)」と、また「斗」は「ます」と読むこともできます。これらをご存知の方は「もます」などと読んだかもしれませんが、残念ながら不正解です。
ヒントをお伝えすると、この言葉は「上戸の意で、酒をよく吸い込むところからという」ところから来ているそう(出典:『デジタル大辞泉』小学館)。「上戸」が読めたら、答えはすぐそこですよ!
それでは、正解を発表します。
正解は「じょうご」でした!
「漏斗」について
ヒントで触れた「上戸」は「じょうご」「じょうこ」と読みます。こちらは「下戸(げこ)」の対義語、つまり「酒を好む人。また、酒が好きでたくさん飲める人」(出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館)を意味しますよ。
なお、「漏斗(じょうご)」の意味は下記の通りとなっています。
じょう‐ご ジャウ‥【漏斗】〘名〙 (上戸の意で、酒を吸い込むところから。また、「承壺(しょうこ)」の音からとも)
① 上が広く、下が細くすぼまって穴のある金属または木・竹製の器。口の狭い器に、水や酒など液体状のものを注ぎ入れるのに用いる。ろうと。
② 歌舞伎の幽霊の衣装で、裾が①の形に上から下へ次第に細くなっているもの。
③ Vの字を伏せたような形。寄席芸人などが、舞台の飾りつけや、人の整列などにいう語。
出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)
①は「ろうと」と同じですが、②と③は「じょうご」のみが持つ意味みたい。
「歌舞伎の幽霊の衣装」なんて目にしたことがない…そのような方も多いかもしれません。なんでも、こちらは円山応挙の日本画から生まれたそうですよ(出典:文化庁デジタルライブラリー)。
また、たしかに「ろうと」は「Vの字を伏せたような形」にも見えそうです。寄席芸人などが使う言葉だそうですが、なんだかとんちがきいていて面白いですね…!
まとめ
いかがでしたか?
「漏斗」は「ろうと」の他に「じょうご」と読みます。
「漏斗」の他にも、意外な別の読み方がある言葉がまだまだあるかもしれません。ぜひ調べてみてくださいね!