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「漏斗」は「ろうと」以外になんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は?

  • 2023.8.16
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「漏斗(ろうと)」といえば、理科の実験や料理の際に使われる器具の1つですよね。先が細い容器に液体などを入れる際に使うかと思います。

ただ、こちらに別の読み方があることは、あまり知られていないかも…。さて、それはいったいなんでしょうか?

「漏斗」の「ろうと」以外の読み方!

「漏」は「ろう」の他に「漏れる(もれる)」と、また「斗」は「ます」と読むこともできます。これらをご存知の方は「もます」などと読んだかもしれませんが、残念ながら不正解です。

ヒントをお伝えすると、この言葉は「上戸の意で、酒をよく吸い込むところからという」ところから来ているそう(出典:『デジタル大辞泉』小学館)。「上戸」が読めたら、答えはすぐそこですよ!

それでは、正解を発表します。

正解は「じょうご」でした!

「漏斗」について

ヒントで触れた「上戸」は「じょうご」「じょうこ」と読みます。こちらは「下戸(げこ)」の対義語、つまり「酒を好む人。また、酒が好きでたくさん飲める人」(出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館)を意味しますよ。

なお、「漏斗(じょうご)」の意味は下記の通りとなっています。

じょう‐ご ジャウ‥【漏斗】〘名〙 (上戸の意で、酒を吸い込むところから。また、「承壺(しょうこ)」の音からとも)
① 上が広く、下が細くすぼまって穴のある金属または木・竹製の器。口の狭い器に、水や酒など液体状のものを注ぎ入れるのに用いる。ろうと。
② 歌舞伎の幽霊の衣装で、裾が①の形に上から下へ次第に細くなっているもの。
③ Vの字を伏せたような形。寄席芸人などが、舞台の飾りつけや、人の整列などにいう語。

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

①は「ろうと」と同じですが、②と③は「じょうご」のみが持つ意味みたい。

「歌舞伎の幽霊の衣装」なんて目にしたことがない…そのような方も多いかもしれません。なんでも、こちらは円山応挙の日本画から生まれたそうですよ(出典:文化庁デジタルライブラリー)。

また、たしかに「ろうと」は「Vの字を伏せたような形」にも見えそうです。寄席芸人などが使う言葉だそうですが、なんだかとんちがきいていて面白いですね…!

まとめ

いかがでしたか?

「漏斗」は「ろうと」の他に「じょうご」と読みます。

「漏斗」の他にも、意外な別の読み方がある言葉がまだまだあるかもしれません。ぜひ調べてみてくださいね!