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「壁生草」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は?

  • 2023.7.23
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今回ご紹介する難読漢字は「壁生草」です。

その字面から「壁」に「生」える「草」なのかな?と、すでにその内容について予想されている方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、まずはどう読むかをお考えください!実は意外と読めない難読漢字なんですよ。

「壁生草」の読み方!

「かべはえくさ」?または「へきせいそう」?いえ、残念ながらどちらも不正解です。

実は読み仮名は「〇〇〇〇ぐさ」なんですが、空欄を普段使う読み方で埋めることは難しいかもしれません。

それでは、ここで大ヒント!

この言葉には、実はもう1つ「何時迄草」という別表記があります。「壁生草」とは全く違い、なおかつ文字数も増えているため、驚いた方もいらっしゃるかもしれません。

ただ、この別表記を見ると、もう答えが浮かんだのではないでしょうか。

それでは、正解を発表します。

正解は「いつまでぐさ」でした!

「壁生草」について

先述した通り、普段使う読み方では空欄を埋めること難しかったかと思います。「何時迄草」という別表記がなければ、答えにたどり着けなかった…そうお思いの方も多いかもしれませんね。

それでは、気になる「壁生草」の詳細を、辞書で確認してみましょう。

いつまで‐ぐさ【何時迄草・壁生草】〘名〙
① 植物「きづた(木蔦)」の異名。
② 植物「まんねんぐさ(万年草)」の異名。

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

そう、「壁生草」は「木蔦(きづた)」または「万年草(まんねんぐさ)」という2つの植物の異名となっております。

前者はウコギ科のつる性常緑低木です。多数の気根を出し、岩や他樹によじのぼったり(出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館)、または「壁生草」の異名通りに「壁面や石垣等にはわせ,庭木,鉢植にされる」(出典:『百科事典マイペディア』平凡社)場合もあるそう。さまざまな環境で生息できる植物なんですよ。

一方後者の「万年草」は、広義にはベンケイソウ科マンネングサ属Sedum植物の総称で、狭義では「オノマンネングサ」の異名なんだそう(出典:『日本大百科全書』小学館)。どちらも併せて覚えておいてくださいね!

まとめ

いかがでしたか?

「壁生草」は「いつまでぐさ」と読みます。

字面からは想像もつかない読み方をする言葉は、他にもまだまだたくさんあるんです。興味のある方は、ぜひ辞書を引いてみてくださいね!