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「鹹草」は見たことある花の名前!読めたらスゴい難読漢字、正解は?

  • 2023.5.7
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今回ご紹介する難読漢字は「鹹草」です。

「草」が含まれているところから察していらっしゃるかもしれませんが、こちらはとある植物の名前となっております。

さて、いったいなんと読むのか、分かりますか…?

「鹹草」の読み方!

とりあえず候補を挙げてみようにも、そもそも「鹹」をどう読んだらいいのか見当がつかない…。そうお思いの方もいらっしゃるかもしれませんね。

「減」に似ているようにも見えますが、かといって「げん」と読むわけではありませんよ。

それでは、ここで大ヒント!

「鹹草」には別表記があります。それは「明日葉」なんです。こちらを踏まえると、もうお分かりですよね。

そう、正解は「あしたば」でした!

「鹹草」について

さて、ここまでで読み方は分かりましたが「鹹草」がいったいどんな植物なのか、あまりご存知ない方も多いかと思います。別表記に「明日」が含まれているところも、気になる点の1つかもしれません。

それでは、ここでその詳細を確認しておきましょう。

あした‐ば【明日葉・鹹草】〘名〙 セリ科の多年草。関東地方南部、伊豆七島、紀伊半島の海岸地などに生える。高さ約一メートル。茎や葉を切ると薄黄色の液汁がでる。葉は大形の羽状複葉で、小葉は卵形で縁に鋸歯(きょし)がある。秋、枝先に淡黄色の小さな花が多数集まって咲き、大きな半球形の花序となる。実は長さ約一センチメートルのやや扁平な長楕円形。若葉は食用。非常に強壮で今日刈り取っても翌日は再び若葉が出るというところからいう。あしたぐさ。あした。あすな。はちじょうそう。

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

そう、この「あしたば」という名前は「非常に強壮で今日刈り取っても翌日は再び若葉が出るというところからいう」そう。とても強い再生力がある植物なんですよ。

ちなみに、上記の「伊豆七島」の1つ「八丈島(はちじょうじま)」にも多く生えることから、引用にある「はちじょうそう」という名前もあるとのことですよ(出典:『日本大百科全書』小学館)。

まとめ

いかがでしたか?

「鹹草」は「あしたば」と読みます。

今後も植物に関する難読漢字を、たくさんご紹介させていただきますね!