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これ、なんと読めばいいの?読めたらスゴい【難読漢字】「漏盧」、正解は?

  • 2023.7.20
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今回ご紹介する難読漢字は「漏盧」です。

「漏」は「漏洩(ろうえい)」や「有漏(うろ)」などの言葉からご存知かと思います。

ただ、一方「盧」は初めて見た、という方も多いのではないでしょうか。

そんな「漏」と「盧」が組み合わさった「漏盧」の読み方を、ぜひ当ててみてください!

「漏盧」の読み方!

「盧」は「ろ」「めしびつ」「ひいれ」「くろい」と読むことができます。これらと先述した「漏」の読み方を組み合わせて「ろろ」と読んでも正解です。

ただ、読み方はもう1つあります。こちらは先ほどまでのようには当てられないかもしれません。

それでは、ここで大ヒント!

もう1つの読み方の場合には「平江帯」と表記することもできますよ。

どうでしょう、答えの見当はつきましたか?

それでは、正解を発表します。

正解は「ひごたい」でした!

「漏盧」について

2つの読み方のうち「ろろ」は「ひごたい」の漢名なんだそう(出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館)。

ただ、そもそも「ひごたい」の正体が分からない方も多いかもしれません。

それでは、辞書で確認してみましょう。

ひご‐たい【平江帯・漏盧】〘名〙 キク科の多年草。本州の愛知県と岡山県、四国、九州、朝鮮の日当たりのよい草原に稀にはえる。高さ約一メートル。葉は長さ一五~二五センチメートルの広披針形で羽状に分裂、縁に小さな棘(とげ)をもち裏に白毛を密生する。根生葉には長い柄がある。秋、茎頂に青紫色で径約五センチメートルの球状の頭花が咲く。小花はすべて管状花。果実には黄褐色の毛を密布する。(後略)

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

「キク科の多年草」、つまり植物の名前だったんです。予想できていた方はいらっしゃいますか?

なんでも、こちらの近縁種である「ルリタマアザミ」が観賞用として栽培されているとのことです(出典:『百科事典マイペディア』平凡社)。こちらはもしかするとみたことがある方もいらっしゃるかもしれません。

ただ「本州の愛知県と岡山県、四国、九州」と、主に日本の西部に分布するそうなので、こちらも近くにお住まいの方なら見られるのでは?と、そうお考えの方もいらっしゃるかと思います。

ただ、残念ながら「漏盧」は「きわめてまれである」(出典:『日本大百科全書』小学館)とのことです。もし目にする機会があったならば、かなりの幸運ですよ!

まとめ

いかがでしたか?

「漏盧」は「ろろ」「ひごたい」と読みます。

一見しただけでは正体が分からない難読漢字はまだまだたくさんあるんです。興味のある方はぜひ調べてみてくださいね!