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「地膚」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は?

  • 2023.6.28
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今回ご紹介する難読漢字は「地膚」です。

「皮膚」の「膚」に使用され「皮膚科」など日常的に見かける漢字が使われていますね。

この言葉自体は、みなさんも一度は聞いたことがあるはずですよ。

それでは、なんと読むのか、ぜひお考えください!

「地膚」の読み方!

「膚」は「ふ」と読むこともできます。ここから「ちふ」と読んでも正解です。ただ、こちらは聞いたことがある!という方はそう多くはないかもしれません。

実は、読み方はもう1つあります。こちらはみなさんも一度は聞いたことがあるはずですよ。

例えば今の時期に「地膚」を外気に晒すと寒いため、上着を羽織る方がほとんどかと思います。

また、別表記に「地肌」があるとなると…もうおわかりですね。

そう、正解は「じはだ」でした!

「地膚」について

「膚」は「ふ」「はだ」と読むことができます。ただ、これだけではなく「あぶら」「あさい」とも読むそう。これらも併せて覚えておいてくださいね!

さて、「じはだ」はみなさんもご存知かと思いますが、一方「ちふ」は漢字表記は同じでも意味は全く異なっています。

なんと「箒木(ほうきぎ)」の漢名なんだそう(出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館)。ただ、そもそも「箒木」がどんな植物かよく知らない方もいらっしゃるかもしれませんので、辞書で確認してみましょう。

ほうき‐ぎ はうき‥【箒木】〘名〙
アカザ科の一年草。ヨーロッパから中国にかけて自生し、日本では箒にするために栽培される。高さ一~一・五メートル。円錐形によく小枝を出す。葉は線状披針形で三脈があり長さ約五センチメートル。雌雄異花。夏、葉腋に淡緑色の細花を穂状につける。果実は扁平な球状で径約二ミリメートル。若い枝先は食べられ、果実は漢方で地膚子(じふし)といい、煎じて強壮・利尿薬とする。和名は、茎を乾燥させて箒として用いることによる。(後略)

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

漢方では果実を地膚子(じふし)と呼ぶそうですが、日本ではまた違う名前で知られています。

こちらはなんと「とんぶり」のことなんだそう。その形状や食感から「畑のキャビア」と呼ばれているため、存在自体はご存知の方も多いかと思います。ただ、「とんぶり」とはなんなのか、その詳細は初めて知ったという方も多いのではないでしょうか。この機会に覚えておいてくださいね!

まとめ

いかがでしたか?

「地膚」は「ちふ」「じはだ」と読みます。

「地膚」の他にも植物に関する難読漢字は、まだまだたくさんあるんです。今後もご紹介させていただきますね!