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“遠慮深い態度”を意味する「約やか」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字を解説!

  • 2023.4.16
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今回ご紹介する難読漢字は「約やか」です。

「約」は「約束(やくそく)」や「契約(けいやく)」などで、日頃からよく見かける漢字かと思います。ただ、送り仮名をつけて読んだことは、あまりないのではないでしょうか。この機会に、ぜひ読み方をお考えください!

「約やか」の読み方!

簡単に「やくやか」と読んでしまいたくなるかもしれませんが、残念ながら不正解です。先にも触れた通り、この漢字は送り仮名をつける機会がなかなかないため、どう読んでいいかわからないかもしれませんね。

それでは、ここでヒント!

「やく」とは「約」の音読みです。実は、この漢字には意外と知られていない訓読みもあるんですよ。

読み仮名は「〇〇〇やか」となっております。類語とされる「慎ましい」と似たような読み方なんですよ。空欄に当てはまる3文字をお考えください!

どうでしょう、答えの見当はつきましたか?

それでは、正解を発表します。

正解は「つづまやか」「つつまやか」でした!

「約やか」について

ヒントで触れた「慎ましい」は「つつましい」と読みます。こちらは「遠慮深い態度である。控えめで、しとやかだ」「ぜいたくでないさま。質素なさま。つましい」(出典:『デジタル大辞泉』小学館)などを表す言葉です。そうなると、なんとなく「約やか」の意味も推測できるかもしれませんね。

それでは、気になる「約やか」の詳細を確認してみましょう。

つづま‐やか【約やか】〘形動〙 (「やか」は接尾語。「つつまやか」とも)
① ちぢまって狭く小さいさま。
② 簡略であるさま。また、簡潔で要を得ているさま。
③ むだやぜいたくをはぶくさま。倹約するさま。質素。
④ 態度・気持などがひかえめでつつしみ深いさま。つつましやか。
⑤ こまごまとしているさま。

出典:『デジタル大辞泉』(小学館)

 

先に「慎ましい」と類語であるとお伝えした通り「むだやぜいたくをはぶくさま」「態度・気持などがひかえめでつつしみ深いさま」と、似た内容でしたね。

ただ、それだけではなく合計5つ意味があります。どれもこの機会に覚えておいてくださいね!

ちなみに、「約」には「約やか」のほかにも「しい」と送り仮名をつける「約しい」という言葉があります。こちらは「つづまやか」と同じように「つづましい」と読む…わけではありません。

ここから「づ」を取り除き「つましい」と読みます。「生活ぶりなどがぜいたくでない。地味で質素である」(出典:『デジタル大辞泉』小学館)と似たような意味ではありますが、読み方には大きな違いがありますので、混同しないように気をつけてくださいね!

まとめ

いかがでしたか?

「約やか」は「つづまやか」「つつまやか」と読みます。

ぜひご家族やご友人に「約やか」を教えてあげてくださいね!