ハイエナの異名である「鬣犬」はなんと読む？読めたらスゴい難読漢字、正解は？

今回ご紹介する難読漢字は「鬣犬」です。

こちらはとある動物を表す言葉となっております。読み方と併せて、どんな動物かも予想してみてくださいね！

「鬣犬」の読み方！

おそらく多くの方が「鬣」をどう読むか考えていらっしゃるかと思います。「犬」はそのまま「犬」と読むので「鬣」に集中してお考えください！

ただ、画数も多くなかなか見かけない漢字のため、手がかりがないとお困りかもしれませんね。

それでは、ここでヒントをお伝えします。

こちらはライオンや馬などの頭部に生えている、長い体毛のことを表しているんです。読み仮名は4文字でお考えください！

どうでしょう、答えの見当はつきましたか？

それでは、正解を発表します。

正解は「たてがみいぬ」でした！

「鬣犬」について

読み方はわかりましたが、その正体について見当はついたでしょうか。

実は「鬣犬」とは「ハイエナ」の異名なんです（出典：『精選版 日本国語大辞典』（小学館）。

こちらはアフリカなどに生きる動物ですが、もしかするとその生態はあまり知られていないかもしれません。この機会に辞書で詳細を確認しておきましょう。

ハイエナ〘名〙 (hyena)
① ハイエナ科に属する哺乳類のうち、アードウルフを除く三種の総称。体長一～一・四メートル。イヌに似るが、後肢が短いので腰が低く、四肢の指は四本。夜行性で、主としてライオンなどの食べ残した肉を食べるが、ヌーやアンテロープなどを襲うこともある。（中略)系統的にはイヌよりネコに近縁。たてがみいぬ。
② 金銭や利権などをむさぼる者をいう。

出典：『精選版 日本国語大辞典』（小学館）

 

引用文をよく見て、驚いた方もいらっしゃるかもしれません。なんと「系統的にはイヌよりネコに近縁」とあります。見た目には「ネコ」には見えないため、意外に思われた方も多いかと思います。

より詳しく見ていくと「骨格上の形質はジャコウネコ科のものに近い」んだそう（出典：『世界大百科事典 』平凡社）。異名に「犬」と含まれてはいますが、その実態は「ネコ」に近い動物なんですよ。

まとめ

いかがでしたか？

「鬣犬」は「たてがみいぬ」と読みます。

今後も動物に関する難読漢字を、たくさんご紹介させていただきますね！