「准える」はなんと読む？読めたらスゴい難読漢字、正解は？

今回ご紹介する難読漢字はこちら！「准える」です。

「なんだか読めそう…？」と思われた方も多いはず。しかし、実は意外と難しいんですよ。

さて、いったいなんと読むのでしょうか？

「推に似てるし…すいえる？」

もしかしたら、そのように「推理」された方もいらっしゃるかもしれません。しかし…残念ながら不正解！

「え、もう候補がないんだけど…」という方のために、ここでヒントをお伝えします。

「准える」は「擬える」や「準える」と書くこともできるんです。候補が2つ増えましたが、いかがでしょう…？

それでは、正解を発表します。

正解は「なぞらえる」「なずらえる」でした！

「なぞらえるって、こう書くんだ…」と、今回はじめて知った方もいらっしゃるかもしれません。

また、「そもそも、具体的にどういう意味の言葉だっけ？」と、新たな疑問がわいてきた方もいらっしゃるかと思います。

それでは、辞書で意味を確認してみましょう！

〘他ア下一（ハ下一）〙なぞら・ふ〘他ハ下二〙
① あるものをもって、本来のもの、あるいは上位のものに擬する。一般に、あるものを、他のものに匹敵するものと見なす。なずらえる。
② ならい従う。似せる。まねる。それらしく見せる。なずらえる。
③ ある事を口実にする。かこつける。なずらえる。

出典：『精選版日本国語大辞典』小学館

たとえば「本場のスタイルに准える」「憧れの人のやり方に准える」などのように使うことができます。ちなみに「なずらえる」と読む場合でも、意味は「なぞらえる」と同じなんですよ。

さて「准」をよく見てみると、ある漢字に似ている気がしませんか？

…そう！「準」です。ちなみに「准」にも「じゅん」という読み方があり、たとえば「准行（じゅんこう）」などの言葉で使われています。

いかがでしたか？

「准える」は「なぞらえる」「なずらえる」と読みます。

今後もさまざまな難読漢字をご紹介していきますので、ぜひお楽しみに！