「Wi-Fiが安定しない…」“意外とやりがちなNG行動”＆“効果的な改善方法” をプロに聞いた

2023.2.22

生活する上で必要なものはたくさんありますが、やはりWi-Fiはその中でも重要度が高いですよね。

「これから引っ越すのだけれど、もし突然Wi-Fiが使えなくなったらどうしよう…」と、不安に感じている方もいらっしゃるかもしれません。

そこで今回、TRILLニュースがインタビューしたのが、株式会社バッファローの広報担当。自宅のWi-Fiを安定させるコツについて、詳しくうかがってきました。

やっぱりみんな気になっている…！

--株式会社バッファローには、常日頃ユーザーの方々からたくさんのお問い合わせがきているかと思います。ちなみに、その中でも多く寄せられている内容はなんでしょうか？

バッファロー広報担当：そうですね…。お客様のお問い合わせは、下記の5つの内容を多く見かけます。

・Wi-Fiが遅い
・突然ネットにつながらなくなった
・設定がわからない
・接続が不安定
・端末がWi-Fiにつなげられない

--なるほど。やはりWi-Fiの不具合がメインなんですね。私も、突然接続が切れて困惑することがしばしばあります。

どうしたらWi-Fiは安定するの？

--Wi-Fiが使えなくなると、私生活はもちろんリモートワークなどにも支障をきたしてしまう可能性があり、「なんとか安定して使えないものか…」と悩んでいる方も多いと思います。効果的な対策方法について、うかがってもよろしいでしょうか？

バッファロー広報担当：まずはじめに、Wi-Fiルーターをできるだけ家の中心に置くことです。そして、床から1～2mの高さに設置しましょう。この時、Wi-Fiルーター自体を隠さないことも重要になります。

--Wi-Fiルーターは歩く際に邪魔にもなり、家の隅っこなどに置いている方も多いと思います。中心に置くべき理由はありますか？

バッファロー広報担当：電波はWi-Fiルーターから同心円状に発するため、家の隅に配置すると、自宅ではない場所に電波を届けてしまいます。また、設置場所から離れるとより届きにくくなります。

もしかしたらやってしまっている！？意外なNGも

--設置場所はかなり重要になるんですね。ちなみに、ほかにも対策方法はありますか？

バッファロー広報担当：近くに水槽や花びん、土壁など湿気を含むものを置かないようにしましょう。電波は水に吸収されやすいという特性があるため、水槽や花びんなど水が入ったものや、湿気を含むものが近くにあると、電波が弱くなります。

--それは初耳ですね…！水に吸収される性質があるとは。幸い、我が家に水槽や花びんはありませんが、気づかず置いてしまっている方もいらっしゃるかもしれません。

バッファロー広報担当：また、近くに電子レンジなどの家電を置くのはやめましょう。
Wi-Fiルーターが使用する2.4GHz帯の周波数は、電子レンジやコードレス電話などの家電にも利用されているため、電波同士の干渉が起きてWi-Fiの電波が弱くなることがあります。

--たしかに！昔、スマートフォンで動画を見ている際に、家族が電子レンジを使ってしまい電波が不安定になった記憶があります。

バッファロー広報担当：また、金属製の棚など、電波を遮蔽してしまうものの中にしまわないようにしましょう。Wi-Fiに限らず、電波は金属に吸収されやすいという特性があるため、金属製の棚の中や機械の近くに置くと、電波が弱くなります。

--水だけでなく、金属にも吸収されやすいんですね。

バッファロー広報担当：また、金属でなくても、Wi-Fiルーターを収納することが考慮されてない棚の中や家具の下など、Wi-Fiルーターを見えない場所に隠すと、電波が遮られてWi-Fiルーターから離れた場所に電波が届きにくくなります。

--設置場所のお話の際に「隠さない」と仰っていたのは、そのような事情があったからなんですね。

設置場所を改めよう！

現在、自宅のWi-Fiが安定せずに困っている方は、こちらのアドバイスを参考に、設置場所や環境を改善してみてはいかがでしょうか？もしかしたら、グッと見違えるような変化があるかもしれませんよ…！

今回取材したのは…

株式会社バッファロー広報担当

筆者：松本陸杜／ライター
カルチャー系メディアを中心に活躍するフリーライター。ジャンル問わずさまざまなコンテンツを執筆している。なかでも食レポに関するワーディングに定評がある。週5日はコンビニに通う、コンビニ情報通。戦略を考えながら対戦するカードゲームが好き。
イラスト： vaguely（Instagram / HP）
編集：TRILLニュース