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「街でよく見かける修理屋さん、どんなことしてるの?」【ミスターミニット】の工場に潜入してみた!《大人の社会見学》

  • 2023.3.11

街でよく見かけるあの修理屋さん…そう、ミスターミニットです!靴やバッグの修理やお手入れなど色々やってくれる、困ったときに頼れる存在ですよね。

店舗はこじんまりしていて、一体あの区画で何をしてるんだろう…?と疑問に思ったことがある方も多いのでは?実は依頼内容によって店舗と本社の工場で対応方法を分けているんだとか!

今回はミスターミニットの一部の店舗で対応しているという、工場修理について詳しく伺うことに。実際に預けられた靴やバッグが修理されているという工場を、特別に見学させていただきました!

なかなか見ることのできない修理の現場。修理に預けた後、自分の靴がどんな風に扱われているか、意外と気になりますよね。ミスターミニットの工場では、専門知識と経験豊富な職人さんたちが、一足一足丁寧に向き合っていました。

ミスターミニットってどんなところ?

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ショッピングモールの中や駅を歩いているとよく見かける、皆さんにも馴染みのある会社ではないでしょうか。

革靴の本場ヨーロッパのベルギーで生まれ、靴修理・合かぎ作製からスタートしたというミスターミニット。2022年の秋に50周年を迎えられました。日本には約300店舗もあり、靴の修理の他にも、バッグ修理や時計電池交換などのサービスも展開されています。

フレッドくんって知ってる?

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本社で出迎えてくれたフレッドくん。

常に私たちの「困った」に寄り添い、「ものを大切に使いたい」という気持ちを尊重しながら、ベルギーからやってきて長年、忠実に働いているという彼が、マスコットキャラクターです。

彼の名前はフレッドくん。親しみやすい性格になれるようにという願いが込められ、“フレンドリー”から名付けられました。1965年にベルギー・ブリュッセルで勤務を始めて以来、紳士的で親しみやすい性格を活かして、困っている方たちと誠実に向き合ってきました。その働きぶりが賞されてか、ミスターミニットの店舗看板にも、彼の顔が!

創業以来、およそ2億人を超えるお客様に、スタッフと共にヨーロッパで磨かれたハイクオリティなサービスを提供しています。

いざ、工場に潜入!

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自宅で行えるケアとは、一味も二味も変わる工場でのケア。

例えば、靴屋さんでは色別用のクリームは単色しか手に入りませんが、工場では、お客様の靴に合わせて調色しながら、塗ってもらえます。まるで新品かのような仕上がりになって返ってくるそう。

ミスターミニットでは、部分的な補色はせず、靴全体を塗ってくださるので、かかる時間は1ヶ月くらい。バッグの持ち手のスレやファスナー交換などの修理とセットだと、最高8週間くらい、かかるとのことでした。

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スタッズがついていたり、飾りがあるものに対しても、黄色いマスキングテープをつけて丁寧に着色されます。この写真にはあまり写っていませんが、使用するハケの種類も多く、素材によって使い分けているそう。

基本的にカラーリングは、レザーアイテムのみ対応。表面の汚れや脂分を除去したり、シミや汚れを隠したりします。人でいう洗顔してお化粧するようなイメージで、ケアができるからだそうです。

まずは汚れ落としのスペースから見学。

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靴本体から紐やインソールなど、外せるものは外して、素材に合わせて専用クリーナーで1点1点丁寧に汚れを落とします。大きくメニューを分けると、2つ。汚れをとってから栄養補給をするコースと、カラーリングコースがあります。

カバンなども内袋を引っ張り出せるものは引っ張り出し、引っ張り出せないものは手を入れて、一個一個ポケットの中まできれいにしているそうです。

しかもそれら全てを、手作業で行っているというから、驚き!

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汚れを落としたら、オゾンスペースへ。この物置のような箱、なんだと思いますか?

こちら、オゾンガスが発生するオゾン庫なんです。オゾンの効果を活用して、より殺菌・消臭をし、清潔に1〜2日、保管されます。仕上げに脂分を補い保湿をします。

このオゾン庫を導入しているところは少ないそうで、これもミスターミニットの人気のヒミツかもしれませんね。

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梅雨や台風シーズンは、カビの生えた靴がよく届くのだとか。

カビが生えているものは全て、片足ずつビニール袋に密閉し、順番が来るまでこのまま保管。他のお客様の靴にカビが移らないように、しっかり配慮されていました。

立派な設備に手作業の緻密さ、その丁寧なケアに取材スタッフも終始驚きっぱなし。聞けば聞くほど面白い工場見学でした!

 

※記事内の情報は取材時および記事執筆時点の情報です。



筆者:北山礼奈/ライター
女性系メディアやプラットフォームを中心に活躍するフリーライター。女性ならではの切り口でジャンル問わず様々なコンテンツを編集および執筆している。趣味はSNSでの美容情報収集、スタバ通い、韓国ドラマ鑑賞。
撮影:fort / 編集:TRILLニュース