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「まずは洋服の“タグ”をチェック!」洗濯機でニットを正しく洗うポイントとは《洗濯機のプロに聞いてみた》

  • 2022.11.23
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物価の高騰やリモートワークの増加など、お家時間を大切にする方も増えてきていると思います。秋冬シーズンが到来し、ファッションアイテムも夏物のように気軽に洗えるものが少なくなってきました。

そこで今回はパナソニックのプレスルームにお邪魔して、お家の洗濯機でできる正しい冬物ケアについて、ランドリー担当の佐藤さんに詳しく教えていただきました。

洗濯絵表示のチェック、できてる?

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出典:shutterstock

この記事では、洗う前の確認が重要なひと手間となる、絵表示について。

みなさん、洗濯絵表示について、正しく理解できていますか?学生の頃に習ったような…というかすかな記憶に頼らずとも、この記事を読めば、正しく洗えるようになりますよ。

今回はニットを例にあげて、見ていきます。縮ませたり、素材を傷ませることなく洗えれば、わざわざクリーニングに出すという手間もカットできるかも?せっかくのお気に入りのアイテムたち、長く愛用するためにも、改めて一緒に確認していきましょう〜!

まずは洋服のタグを見てみよう!

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出典:shutterstock

洗い始める前に、洋服についているタグをチェック!

ここに描かれている桶に水を張ったようなマークや桶マークの中の数字、桶下の棒線の数などが、洗濯機でも洗えるかを判断するときのポイントになるそうです。

洗濯マークとは…

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出典:shutterstock

絵表示の覚え方は意外とシンプル。まず洗濯マークから!

桶マークの中の数字は液温の上限。数字が40なら、40 ℃以下のお湯で洗えるということになります。桶マークの下の横棒は水流の強さを表しています。ちなみに横棒の数が多いほど、力の加減は弱くなるので注意が必要とおっしゃっていました!

ちなみにこの桶のマークは、新しい絵表示。旧マークは、長方形の洗濯機のような絵の中に、数字や強・弱の文字が書かれています。

もし桶のマークにバツマークが重なっていたら、洗濯機で洗えないアイテムになるので、あわせて覚えておくといいかもしれません。

※ 新絵表示の場合は洗濯機で洗えませんが、旧絵表示の場合は「推奨表示」なので、パナソニックの洗濯機の場合は「おうちクリーニングコース」で洗える場合があります。

漂白できるかも要チェック!

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出典:shutterstock

洗えるマークのチェックができたら、次は漂白マーク。

漂白マークは三角で表されます。三角マークの中に斜線が入っているものは、塩素系漂白剤がNG。三角マークにバツマークが重なっていたら、漂白剤の使用そのものがNGのマークだそうです。

ニットやブラウスのようなデリケートな素材を使っているアイテムは、おしゃれ着洗剤をチョイスかつ漂白剤は使わないのがおすすめですが、それ単体で洗うことは少ないですよね。他の洗濯物との兼ね合いも見つつ、洗濯絵表示のチェックに慣れてきたら、漂白剤を使えるもの・使えないもので、洗濯物をわけてもいいかもしれません。

仕上げの乾燥マークも大切です。

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出典:shutterstock

最後は乾燥マーク。乾燥の仕方をチェックできるマークで、四角で表されています。乾燥マークは組み合わさる記号が多いので、今回はニットケアに関連するマークを取り上げておきます。

四角の中に◯のマークがあるものは、ドラム式洗濯機の乾燥コースの使用ができるものとのこと。この◯の中に「・」が入っているものが多くありますが、この数によって乾燥時のヒーターの温度が決まるんだそうです。「・」の数が多いほど、温度は高く設定できますよ。

ちなみに四角+◯にバツマークがついていたら、乾燥コースは使えません。ニットアイテムはこのマークがついていることが多いので、平干し・陰干しをするようにすると、型崩れなく長く着続けられるそうです。

意外とシンプルなマークです。

勝手に洗濯絵表示に難しいイメージを抱いていた筆者。シンプルで覚えやすいマークばかりで、今後の洗濯は正しいケアでアイテムを長く楽しめそうだと感じました。

他にもアイロン・スチーマーが使えるかを示すマークや、クリーニングの種類を示すマークなどがあるので、気になる方はこれを機会に調べてみてくださいね。

今回取材したのは…

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取材した方:佐藤 弘和さん
パナソニック株式会社 ランドリー・クリーナー事業部
国内マーケティング部 ランドリー・アイロン課

 

※記事内の情報は取材時および記事執筆時点の情報です。



筆者:北山礼奈/ライター
女性系メディアやプラットフォームを中心に活躍するフリーライター。女性ならではの切り口でジャンル問わず様々なコンテンツを編集および執筆している。趣味はSNSでの美容情報収集、スタバ通い、韓国ドラマ鑑賞。