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映画マニアおすすめ!クリスマスに観てほしい“名作映画”3選

  • 2022.12.16

こんにちは!

1年間の映画鑑賞本数が400本を超えたことがある映画マニアのライター、休みの国です。映画をはじめとするエンタメ作品が大好物の私が、おすすめ作品をご案内します。

大人も子どもも心がそわそわ浮足立つようなクリスマス。みなさんは毎年、クリスマスの時期が近づくと観返したくなる映画作品はありますか?

きらびやかなツリーや真っ白な雪景色など…。クリスマスに欠かせない要素が登場する映画を観れば、楽しいクリスマスムードがさらに盛り上がるはず!

数あるクリスマス映画の中から、観るとじんわりと心が温かくなるような、これぞ定番といえる3作品をご紹介します!

ホーム・アローン(1990年・アメリカ)

ホーム・アローン
© 2022 Twentieth Century Fox Film Corporation
あらすじ:クリスマス休暇にフランスへの旅行を計画する大家族のマカリスター家。しかし当日の朝、手違いから8歳のケビンだけが1人で家に取り残されてしまう。はじめのうちは口うるさい家族がいなくなったと喜ぶケビンだったが、留守の豪邸ばかりを狙う2人組の空き巣に目をつけられて…。ディズニープラスの「スター」で配信中

“はじめてのお留守番inクリスマス”といえば、誰もがこの『ホーム・アローン』を思い起こすはず。いたずら小僧のケビンが、知恵と勇気で泥棒を撃退する痛快なストーリーは、何度観てもワクワクします。

映画音楽界のレジェンドであるジョン・ウィリアムズによる、おなじみのスコアもクリスマス感を大いに盛り上げてくれますね。

主演のマコーレー・カルキンは、製作・脚本のジョン・ヒューズが監督を務めた『おじさんに気をつけろ!』への出演がきっかけで本作にキャスティングされました。『ホーム・アローン』の大ヒットで子役としてブレイクしましたが、その後はスキャンダル続きで波乱の人生を歩んでいます…。

本作の監督は、『グレムリン』や『グーニーズ』の脚本、『ハリー・ポッター』シリーズ作品などの監督としても有名なクリス・コロンバスです。

ラブ・アクチュアリー(2003年・アメリカ)

ラブ・アクチュアリー
PETER MOUNTAIN | © 2002 Universal Studios.
あらすじ:クリスマスを間近に控えてにぎわうロンドン。就任したばかりの英国首相とその新米秘書、落ち目のロックミュージシャン、恋人の浮気を知り傷心の小説家、愛する妻を亡くして悲嘆にくれる男、若く美しい部下につい心が傾く社長とその妻、初対面で気まずいラブシーンを演じる俳優…。19名の男女が織りなす、クリスマスの小さな奇跡。Prime Videoなどの動画サービスにて配信中

それぞれのエピソードが、ときに交錯しながら、お互いに影響を及ぼし合う群像コメディです。物語の終盤では、彼らがそれぞれ違う自分だけの愛の形を見出す様子が描かれます。

ヒースロー空港をはじめ、トラファルガー広場、テート・モダンなどの観光名所が多く登場。まるで、クリスマスのロンドンを訪れたような旅気分が味わえます。

また、挿入歌としてマライア・キャリーの「All I Want For Christmas Is You」など、多くのクリスマスの名曲が聞けるのも楽しいですね。なお、かなり直接的なベッドシーンもあるので、家族での鑑賞にはご注意を!

『ノッティングヒルの恋人』『ブリジット・ジョーンズの日記』など、ヒュー・グラント主演のロマンティック・コメディの脚本家として知られるリチャード・カーティスの初監督作品です。

シザーハンズ(1990年・アメリカ)

シザーハンズ
©2022Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved
あらすじ:丘の上に建つ荒れ果てた館でひっそりと生きる、両手がハサミの人造人間・エドワード。ある日、化粧品販売員のペグが館を訪れたことをきっかけに、街へと出て人々と交流をもつようになる。ペグの娘、キムは純粋な心を持つエドワードに恋心を抱くようになるが…ディズニープラスの「スター」で配信中

もしかすると、『シザーハンズ』を「ほっこり心温まる」と紹介することに異論が上がるかもしれません。ですが、クリスマスを代表する名作ファンタジー映画として、本作を外すわけにはいかないでしょう。

『フランケンシュタイン』を下敷きにした切ない悲恋物語で、いかにもティム・バートン作品らしい、キッチュなデザインとエキセントリックな人物造形が印象的。ひと味違ったクリスマス映画を楽しみたい方に最適です!

また本作は、主演のジョニー・デップが現在のような大スターになるきっかけを作った作品でもあります。以降、デップは盟友であるバートンの作品にことあるごとに出演しています。

ティム・バートンには、『バットマン リターンズ』や、原案・原作の『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』など、なぜかクリスマスに関係する作品が多いことでも知られています。

当初、エドワード役の候補としてトム・クルーズの名前も挙がっていましたが、クルーズが物語をハッピーエンドに改変することを要求したために、デップがキャスティングされたそうです。



著者:休みの国(やすみのくに)
フリーライター。日本大学芸術学部映画学科に在籍していた当時、1年間に400本超の映画を鑑賞していた映画マニア。編集プロダクション勤務を経てフリー転向。Webおよび紙媒体にてカルチャー全般に関する記事の執筆を担当する。特に得意とするジャンルは映画、マンガ、アートなど。蒐集した映画DVDとマンガ単行本に埋もれる日々を過ごす。