こんにちは!
趣味と実益を兼ねて、築50年の自宅をセルフリノベーションしているDIYライター、柴野です。
みなさんは、フローリングの床の上に物を落としたり、家具を引きずったりして、キズがついてしまった経験はありませんか?(私はあります!)
床に残ったキズ跡が視界に入るたびに、やっちまったよ…トホホ…という気持ちがこみ上げてきますよね。
原状回復が前提の賃貸物件だと、退去時に敷金が戻ってこないケースもありえます。持ち家だとしても、フローリングの張り替えとなると、高額なリフォーム費用が必要です。
そこで、フローリングのキズやへこみをDIYで元通り補修できる方法をご紹介します!
①クレヨンタイプの補修材
かくれん棒フローリング用 ヘラ付4色セット/建築の友
税込1,999円
もっとも手っ取り早いのは、クレヨンタイプの補修材を使用する方法です。
補修材をドライヤーなどで温めて柔らかくした上でキズに詰めます。カッターなどを使うとラクに作業できますよ。あとは付属のヘラで平らにならせば、補修作業は完了です。
耐久性はさほど高くありませんが、小さなキズならこの方法で十分です。
だれが作業してもできばえに違いはありません。わずか数分で補修作業が完了!
【作業の手順】
- ドライヤーで温めて柔らかくした補修材をキズに詰める
- 付属のヘラで平らにならす
- 雑巾などで拭く
②樹脂タイプの補修材
(左)かくれん棒プロ 電熱補修コテ 税込2,934円
(右)かくれん棒プロ ミニ4色セット 税込1,333円 /ともに建築の友
大きな穴やへこみを補修する場合は、硬質樹脂タイプの補修材をおすすめします。
電熱コテ、樹脂タイプの補修材、フローリング保護材など、必要な道具がセットになった商品が使いやすいですよ。必要に応じて、補修箇所の色に一番近い色の補修材を買い足すとよいでしょう。
こちらの方法は多少の慣れとテクニックが必要です。
熱した電熱コテの上で樹脂タイプの補修材を溶かして、補修箇所に流し込み、コテを使って平らにならします。2色以上を混ぜて調色することも可能です。
電熱コテでならす際には、フローリングの表面を熱で傷めてしまわないように、あらかじめ補修箇所に専用の保護剤を塗布しておきましょう。
補修材は冷えると再び固化します。クレヨンタイプの補修材よりも耐久性が高い上、仕上がりもきれいです。
【作業の手順】
- 電熱コテで補修材を熱して溶かす
- 液体状になった補修材をキズに流し入れる
- フローリング保護材を塗って、電熱コテで平らにならす
- 付属ヘラでこすって余分な補修材を取りのぞく
※電熱コテを使う際は、やけどをしないようにご注意ください!
※記事内の情報は投稿および記事執筆時点の情報です。価格変更や売り切れ、販売終了の可能性もございますので、ご了承くださいませ。
※DIYを行う際は、商品に記載されている使用上の注意をよく読み、取り扱いには十分注意してください。
著者:柴野 聰(しばの そう)
DIYライター。1978年生まれ。編集プロダクション勤務を経てフリー転向。多くのDIY実用書の制作に携わる。現在、築50年の木造戸建てをDIYでセルフリノベーションしながら生活する。