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読めたらスゴい【難読漢字】「障泥烏賊」の読み方と意味、正解は?

  • 2023.9.2
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美味しい海の幸の1つに「烏賊(いか)」が挙げられるかと思います。直近で召し上がった方もいらっしゃるかもしれませんね。

さて、今回はそんな「烏賊」の中から「障泥烏賊」をご紹介します。

「障泥烏賊」の読み方!

そのまま「しょうどろいか」「しょうでいいか」と読みたくなるかもしれませんが、残念ながら不正解です。この問題では「障泥」を字面通りに読んでも、正解にはたどり着けないかもしれません。

それでは、ここでヒント!

「障泥」とは「馬具(ばぐ)」の1つなんです。なんでも「障泥烏賊」の肉ひれの動きをこちらに見立てたそうですよ(出典:『デジタル大辞泉』小学館)。

それでは、正解を発表します。

正解は「あおりいか」でした!

「障泥烏賊」について

そもそも「障泥(あおり)」とは、先述した通り「馬具」の1つとなっています。こちらを馬の両脇にかけることで泥を防いだそうですよ(出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館)。

ただ、こちらを「烏賊」の肉ひれの動きに見立てたなんて、なかなか想像できませんよね。思わず驚いてしまった方もいらっしゃるかもしれません。

それでは「障泥烏賊」の詳細を、辞書で確認してみましょう!

あおり‐いか あふり‥【障泥烏賊】〘名〙 ヤリイカ科のイカ。本州中部以南の沿岸、特に九州沿岸、相模湾で多くとれる。肉は柔らかく上質の刺身、すし種になり、するめにも加工される。胴は長さが約五〇センチメートルで、中央部が広がった円錐形。体色は黒褐色で、雄には多数の横縞がある。名称は肉ひれの動きを馬具の障泥に見立てたもの。みずいか。もいか。ばしょういか。

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

引用にもある通り、「障泥烏賊」は食べることができます。店頭に並ぶ姿を見たことがある方も多いのではないでしょうか。

さて、「障泥烏賊」は先ほどからもお伝えしている通り、特徴的な大きな肉ひれを持っています。ここから「バショウイカ」や「クツイカ」などと地方では呼ばれているそう(出典:『日本大百科全書』(小学館)。他にも別名はあるかもしれませんので、興味のある方はぜひ調べてみてくださいね!

まとめ

いかがでしたか?

「障泥烏賊」は「あおりいか」と読みます。

「あおりいか」の存在はご存知でも、「障泥烏賊」と書くことは知らない方も多かったかもしれません。ぜひこの機会に覚えていってくださいね!