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読めそうにないから諦めていいかな…。「葎草」読めたらスゴい【難読漢字】、正解は?

  • 2023.8.24
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今回ご紹介する難読漢字は「葎草」です。

こちらはとある植物を表しています。「草」が付くところから察している方も多いのではないでしょうか。

読み方と併せて、いったいどんな植物なのかも当ててみてください!

「葎草」の読み方!

先にお伝えしますと、「葎」は単体で「むぐら」と読む事ができます。

「それなら答えはむぐらそうだ!」そう思われたかもしれませんが、残念ながら不正解です。もちろん「むぐらくさ」でもありませんよ。

実は、この言葉の読み仮名は「〇〇むぐら」なんです。「金葎」という別表記と併せると、もう答えはすぐそこですよ。

それでは、正解を発表します。

正解は「かなむぐら」でした!

「葎草」について

「葎」を「むぐら」と読むなんて、かなり意外だったのではないでしょうか。

ちなみに、この漢字は他に「うぐら」「もぐら」と読むこともできます。前者は「カナムグラ、ヤエムグラなどつる草の総称」(出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館)を、後者は「むぐら」と同じく「単独で広い範囲に生い茂って草むらを作る草の類」(出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館)を表すそう。

ただ、いくら「もぐら」と読むとしても、動物ではなくあくまで植物ですので、お間違えのないよう気をつけてくださいね!

なお、意味は下記の通りとなっています。

かな‐むぐら【金葎・葎草】〘名〙 クワ科のつる性一年草。各地の原野、道ばた、荒地などに生え、他物にからみついて繁茂する。茎、葉柄ともに小さいとげがある。葉は長柄をもち対生し、葉身は長さ七~一二センチメートルで掌状に分かれ、縁に鋸歯(きょし)がある。また、両面に粗毛を生じる。雌雄異株。夏から秋にかけ、葉腋(ようえき)から長さ約二〇センチメートルの花茎をのばし淡黄色の雄花を円錐状につける。雌花は帯紫褐色の球状で下垂する。茎および葉は漢方で煎(せん)じて飲めば健胃・利尿薬になる。くわむぐら。はなむぐら。むぐら。

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

引用にある「鋸歯(きょし)」とは、その名前の通り「植物の葉の縁にできるのこぎり状の切れ込み」(出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館)のことを指します。他には「ケヤキ」や「ヤマザクラ」にも見られる特徴だそうですよ。

「他物にからみついて繁茂する」「茎、葉柄ともに小さいとげがある」、加えて先述の通り「鋸歯」があると、見た目に大きな特徴を持っています。他の植物と区別しやすいかもしれませんね。

まとめ

いかがでしたか?

「葎草」は「かなむぐら」と読みます。

植物に関する難読漢字は、まだまだたくさんあるんです。

今後もご紹介させていただきますね!