今回ご紹介する難読漢字は「山蘿蔔」です。
「山」はよく使う漢字の1つということもあり、読み方はよくご存知かと思います。
ただ、残る「蘿」「蔔」はどうでしょう。全然読み方が思いつかないと、お困りかもしれませんね。
なんと読むのか、ぜひ当ててみてください!
「山蘿蔔」の読み方!
読み方は「やま〜」か「さん〜」だろうなぁ、そうお考えなのではないでしょうか。
しかし、この言葉の先頭は「やま」「さん」ではありません。
「じゃあもう手がかりはないよ…」とお困りの方のために、ここで大ヒント!
「山蘿蔔」には「松虫草」という別表記がありますよ。
…もうお分かりですね。
そう、正解は「まつむしそう」でした!
「山蘿蔔」について
「山蘿蔔」とは全く違う別表記に驚かれた方も多いのではないでしょうか。
実はこの他にも、意外な別表記がある言葉はたくさんあるんです。興味のある方はぜひ調べてみてくださいね!
なお、「山蘿蔔」の意味は下記の通りとなっています。
まつむし‐そう〔‐サウ〕【松虫草/山=蘿=蔔】マツムシソウ科の多年草。高原の草地に生え、高さ60~90センチ。羽状に裂けている葉が対生する。8~10月、紫色の頭状花を開く。周囲の小花は唇状に5裂し、中央のものは筒状。
出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)
「高さ60~90センチ」「羽状に裂けている葉が対生する」など、見た目に関しては明確に記載がありますね。どんな植物なのか、画像を見なくてもある程度は想像できるかもしれません。
ただ、おそらく多くの方が気になっているのは、見た目ではなく「なぜまつむしそうという名前なのか」ではないでしょうか。
実は「名は、マツムシの鳴くような環境に生えるからという」(出典:『日本大百科全書』(小学館)とのことです。見た目などの共通点では無く、生える環境から名付けられているんですよ。
まとめ
いかがでしたか?
「山蘿蔔」は「まつむしそう」と読みます。
ぜひご家族やご友人に「山蘿蔔」を教えてあげてくださいね!