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「芽子」はなんて読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は?

  • 2023.4.25
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今回ご紹介する難読漢字は「芽子」です。

「なんだ、簡単じゃん」とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。確かに「芽」「子」はどちらも小学校で習うような漢字ですよね。

ただ、これらが組み合わさると、とたんに読むことが難しくなってしまうんですよ。なんと読むのか、ぜひお考えください!

「芽子」の読み方!

「芽」は「が」と、「子」は「ね」とも読みますが、これらを組み合わせても答えにはたどり着けません。

行き詰まってしまった方のために、ここでヒント!

「芽子」は「萩」とも表記することができます。こちらを見て、ピンと来た方も多いのではないでしょうか。

そう、正解は「はぎ」なんです!

「芽子」について

別表記でもある「萩」と言えば、山口県の市名としてご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか。特別天然記念物の「秋芳洞(あきよしどう)」があることで有名な土地ですよね。

ただ、こちらを「芽子」と表記することはありません。それでは、「芽子」とはいったいなにを表しているのでしょうか。辞書で確認してみましょう。

はぎ【×萩/芽=子】
1 マメ科ハギ属の落葉低木の総称。山野に生え、葉は3枚の小葉からなる複葉。秋、蝶形の花を総状につけ、ふつう紅紫色。ミヤギノハギ・マルバハギなどがあり、特にヤマハギをさす。古くから庭園に植えられ、秋の七草の一。歌に鹿や雁と取り合わせて詠まれ、異称も多く、鹿鳴草・鹿の花妻・風聞草・月見草・庭見草などがある。胡枝花。からはぎ。
2 襲の色目の名。表は蘇芳、裏は萌葱または青。秋に用いる。萩襲。
3 紋所の名。萩の花・葉・枝を図案化したもの。

出典:『デジタル大辞泉』(小学館)

 

秋の七草の1つにも数えられている植物ですが、引用にもある通り、「芽子」には異名が豊富にあります。「初見草(はつみぐさ)」「野守草(のもりぐさ)」「秋遅草(あきちぐさ・あきおそぐさ)」とも呼ばれているそうですよ(出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館)。

ただ、植物の名前だけではなく、他の意味もあることをお忘れなく。「襲(かさね)」の色目や、「この紋所が目に入らぬか!」でお馴染みの「紋所(もんどころ)」の名前でもありますので、この機会に覚えておいてくださいね!

まとめ

いかがでしたか?

「芽子」は「はぎ」と読みます。

簡単な漢字の組み合わせなのに、なぜか読めない…そんな難読漢字はまだまだたくさんあるんです。今後もご紹介させていただきますね!