今回ご紹介する言葉は「着衣始め」。
「着」も「衣」も「始」も小学生のときに習う漢字です。
しかし、「着衣始め」は読み方に迷う方が多いでしょう。
さて、一体なんと読むのかわかりますか?
「着衣始め」の読み方!
では、早速「着衣始め」の読み方を発表します。
「きごろもはじめ」と読んだ方は、不正解!もちろん「ちゃくいはじめ」でもありませんよ。
ここでいくつか、ヒントを出しましょう。
読み仮名は全部で5文字です。
「始め」はそのまま訓読みで「はじめ」と読んでくださいね。
新年が始まったタイミングで使うことが多い言葉ですよ。
とある行動を指す言葉です。最近では、「着衣始め」を行う方はあまりいないかもしれません。
さあ、そろそろ読み方はわかりましたか?
正解は「きそはじめ」でした!
「着衣始め」の豆知識
「着衣」を「きそ」と読むなんて、想像できなかった方が多いかと思います。
では、「着衣始め(きそはじめ)」とはどういう意味なのでしょうか。辞書で調べてみましょう。
江戸時代、正月三が日のうちの吉日に、新しい衣服を初めて着ること。また、その儀式。
引用:デジタル大辞泉(小学館)
古くは、お正月に新しい衣類に袖を通す習慣があったそうです。
現代で「着衣始め」を行っている方を見かけることは、あまりないかと思います。
「着衣始め」を行う理由については残念ながらわかりませんでしたが、お正月にふさわしい新しい服を着ようという意図があったのかもしれませんね。
ところで、「ころも」と読むことが多い「衣」ですが、実はほかにも読み方があるのをご存知ですか?
実は「衣」で「きぬ」とも読みます。
「着衣始め」とあわせて「きぬ」もぜひ覚えておいてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
「着衣始め」は「きそはじめ」と読みます。
江戸時代に行われていた風習ということで最近ではあまり見かけませんが、お正月を迎えた後はぜひ「着衣始め」を行ってみてはいかがでしょうか。