「将来に希望を託す(たくす)」「友人に仕事を託す(たくす)」など、「託」はしばしば使われる漢字ですよね。
しかし、実はこちらに別の読み方があることはご存知でしょうか。
それは「託つ」です。さて、いったいなんと読むのか、わかりますか…?
「託つ」の読み方!
「たくすって読み方があるし、やっぱりたくつかな…?」とお考えになった方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、残念ながら不正解! 「たくす」から「託つ」の読み方を推測することは、かなり難しいと思います…。
それでは、ここでヒントをお伝えします!
特に理由はないけれど、「ああしたい!」「こうしたい!」と思うときってありますよね。そのような場合「〜に託けて」、自分のやりたいことをしたりしませんか?
これが読めたあなたなら、「託つ」も読めるはずですよ…!
それでは、正解を発表します。
正解は「かこつ」でした!
「託つ」について
ヒントでお伝えした「託ける」は「かこつける」と読みます。たとえば「雨に託けて、面倒な予定をキャンセルした」などのように使えますよね。
さて、それでは「託つ(かこつ)」にはどのような意味があるのでしょうか? 辞書で確認してみましょう!
[動タ五(四)]
1 心が満たされず、不平を言う。ぐちをこぼす。嘆く。「不運を―・つ」
2 他の事のせいにする。口実にする。かこつける。
出典:『デジタル大辞泉』小学館
「託ける」と同様の意味で使うこともできますが、「己の不幸を託つ」のように使うこともできるようです。文章問題を解いている際にこの言葉が出てきたら、はたしてどちらの意味で使われているのか、勘違いしてしまいそうですね…!
ちなみに、実は「託」にはほかにも読み方があります。
それぞれ「託ける(ことづける)」「託る(ことづかる)」です。この機会に、併せて覚えておきましょう!
まとめ
いかがでしたか?
「託つ」は「かこつ」と読みます。
今後も様々な難読漢字をご紹介していきますので、ぜひお楽しみに!