例えば朝起きて欠伸をした時、または悲しいことがあった時、もしくは嬉しくてつい「涙(なみだ)」を流してしまうことがあるかと思います。
さて、今回ご紹介する難読漢字は、上記の「涙」が含まれる「口惜涙」です。
「口惜涙」の読み方!
字面からそのまま「くちおしなみだ」と読んだ方もいらっしゃるかもしれませんが、間違いではありませんが、残念ながら今回は不正解です。ただ、これ以上は思いつかないと、お困りかもしれませんね。
それでは、ここで大ヒント!
今回の正解の読み仮名は6文字ですよ。
この言葉はきっとみなさんもご存知のはず。「悔涙」と書くこともできますよ。
…もうお分かりですね。
そう、正解は「くやしなみだ」でした!
「口惜涙」について
そう、実は「くやしい」という言葉は「悔(し)い」の他に「口惜(し)い」と書くこともできるんです。意外な別表記に驚かれた方も多いかもしれませんね。
なお、意味は下記の通りとなっています。
くやし‐なみだ【悔涙・口惜涙】〘名〙 くやしさのあまり出る涙。
出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)
正に文字通りの意味、知らなかった方はほとんどいらっしゃらないかもしれません。
ちなみに「くちおしい」という読み方の場合でも「口惜(し)い」と表記できるんです。
この言葉を目にしても、どちらの読み方なのか、パッと見では判断がつかないかもしれません。間違えないようご注意くださいね!
まとめ
いかがでしたか?
「口惜涙」は「くやしなみだ」「くちおしなみだ」と読みます。
同じ「涙」とはいえ、その種類は辞書に載っているものだけでも数多くあります。興味のある方はぜひ調べてみてくださいね!