今回ご紹介する難読漢字は「翌檜」です。
「檜(ひのき)」が含まれるところから、こちらの正体を植物だとお考えの方もいらっしゃるかもしれませんね。
いったいなんと読むのか、ぜひお考えください!
「翌檜」の読み方!
普段使う読み方から「よくひのき」と読みたくなるかもしれませんが、残念ながら不正解です。その字面から手がかりを探すことは難しいかもしれませんね。
それでは、ここでヒント!
この言葉の読み方は、俗に「明日は檜(ひのき)になろう」から名付けられたとも言われています。上記の文中に答えが隠されていますので、もう少しお考えください!
どうでしょう、答えの見当はつきましたか?
それでは、正解を発表します。
正解は「あすなろ」「あすなろう」でした!
「翌檜」について
その表記に「檜」を含む「翌檜」、いったいどんな植物なのか気になっている方も多いかと思います。早速辞書で確認してみましょう。
あすなろ【翌=檜】ヒノキ科の常緑高木。日本特産。山地に生え、高さ10~30メートル。樹皮は灰褐色で縦に裂け、葉はうろこ状。5月ごろ、青色で楕円形の雄花と鱗片に覆われた雌花とをつける。材は建築・土木・船舶などに利用。名は、俗に「明日は檜になろう」の意という。
出典:『デジタル大辞泉』(小学館)
先述した通り「明日は檜になろう」という言葉からその名前が来ているともされていますが、そもそもなぜそう言われるようになったのか、疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
実は、この植物特有の精油分の放つ異臭が一般に好まれないので,水中貯木などで除かれるそう。ここから「檜」に劣るとされ「明日は檜になろう」と言われるようになったそうですよ(出典:『世界大百科事典 第2版』平凡社)。
まとめ
いかがでしたか?
「翌檜」は「あすなろ」「あすなろう」と読みます。
今後も意外な難読漢字を、たくさんご紹介させていただきますね!