『メルカリ』などのフリマアプリや、『ヤフオク!』などのオークションサイトが近年普及し、インターネットを通じて不用になったものを売るということが身近になりました。
これらのサービスを使って売った経験がある方ならわかるかと思いますが、購入者に物品を郵送する際、傷つけないようにするために、「プチプチ」で包んでいる方も多いと思います。
…さて、ここで問題です!
みなさんはこの一般的に「プチプチ」と言われているものの、正式名称を答えることはできますか?
プチプチの正式名称は?正解を発表!
「え、プチプチって正式名称じゃなかったの!?」「おもちゃにもなっているし、まさか俗称だとは思わなかった…」
おそらく多くの方が、上記のように驚いていると思います。
そもそも、みなさんが使っている「プチプチ」というのは、川上産業株式会社が商標登録している商品名です。川上産業株式会社は1968年に創業、1976年に設立した企業で、1994年にこの「プチプチ」を商標登録しました。(参考:川上産業株式会社ホームページ)
さて、このアイテムの特徴を分析すれば、きっと正解にたどり着けるはずなんです!
物品が傷つかないように、「衝撃」から守るものをなんと言いますか? また、こちらは透明な素材の中に、いくつもの「気泡」が作ってありますよね。
上記を参考に、ぜひお考えください…!
それでは、正解を発表します。
正解は「気泡緩衝材(きほうかんしょうざい)」でした!
豆知識
「緩衝材(かんしょうざい)」は「二物どうしがぶつかり合う際の衝撃を緩和するための材料」(出典:『デジタル大辞泉』小学館)。ゴムや紙、発泡スチロールなど様々な素材から作られます。
では、それらの中で「気泡緩衝材」は、どのような特徴を持っているのでしょうか?
ポリエチレンの膜の間に多くの気泡を作った包装材。空気の層で梱包した品物を衝撃から守る。気泡の大きさには大小ある。
出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)
なるほど! たくさんついている「気泡」が衝撃から守ってくれるんですね。これは紙や布で実現するのは難しい、ポリエチレンが素材だからこそできる方法かもしれません。
ただ、この「気泡」はどうしてもプチプチ潰してしまいたくなるのが悩みどころ…! しかし、潰してしまったらもう「緩衝材」としての役割は果たせません…。
ただ、近年はそのようなニーズに応えてくれる、「プチプチ」をイメージした様々なおもちゃが出ています。興味のある方は、ぜひ探してみてはいかがでしょうか?
まとめ
いかがでしたか?
今後も様々なアイテムの正式名称をご紹介させていただきますので、ぜひお楽しみに!
タイトル画像:出典:New Africa/Shutterstock.com