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「鴫」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は?

  • 2022.11.7
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今回ご紹介する難読漢字はこちら! 「鴫」です。

「田」と「鳥」で構成されているように見えますし、「案外、簡単に読めるのでは…?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。

さて、いったいなんと読むのでしょうか?

「鴫」の読み方!

「鴫」の読み方として、字面から「た」や「でん」、「とり」などを候補に挙げている方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、残念ながら不正解! 上記とは、全く違う読み方をするんです。

読み仮名は2文字で、別表記に「鷸」があります。そして、漢字は違いますが「市議」や「試技」と同じ読み方をしますよ。

ここまでくると、なんとなくイメージがわいてきた方も多いかもしれませんね。

それでは、正解を発表します。

正解は「しぎ」でした!

「鴫」について

「市議(しぎ)」は日常的にテレビやインターネットのニュースで見かける言葉ですよね。「試技(しぎ)」も、たとえばオリンピックの時期には耳にすることが多いはず。これらを手掛かりに、「鴫」の読み方にたどり着けたのではないでしょうか。

さて、それでは意味を確認してみましょう。はたして「鴫」の気になる正体は…?

チドリ目シギ科、およびその近縁の科の鳥の総称。海・干潟・川などの水辺にすみ、くちばしが長く、貝・カニ・ゴカイなどを食べる。約90種が南極を除く全世界に分布。シギ科の大部分は北半球北部で繁殖し、熱帯地方や南半球で冬を過ごす。日本では渡りの途中の春と秋にみられる。イソシギ・ダイシャクシギ・タシギなど。《季 秋》

出典:『デジタル大辞泉』小学館

 

漢字の構成要素からわかるように、こちらは「チドリ目シギ科、およびその近縁の科の鳥の総称」とのこと。日本ではまさに今の時期、秋にその姿を確認することができるそうです。

さて、「鴫」のように「渡り」を行う「鳥」のことを「渡り鳥(わたりどり)」と言います。たとえば「燕(つばめ)」が有名ですよね。ちなみに、その生態によって「夏鳥」「冬鳥」「旅鳥」に分けられているそうですよ。

なお、「鴫」の別表記である「鷸」にはほかにも読み方があります。音読みで「いつ」、そして訓読みで「かわせみ」です。併せて覚えておきましょう!

まとめ

いかがでしたか?

「鴫」は「しぎ」と読みます。

ぜひこの機会に覚えて、ご家族やご友人にも教えてあげてくださいね!

(参考文献:『ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典』ブリタニカ・ジャパン株式会社)